カテゴリー別アーカイブ: お知らせ
(4)なぜ、投資信託販売業務における虚偽報告等がおこなわれるのか?
(4)投資信託販売業務における虚偽報告等①投資信託販売や投資信託購入者に対する事後対応について数多くの支店において多数の職員が実態と異なる虚偽報告等をおこなっている。②本件について、前回の当局検査において同様の指摘がなさ … 続きを読む
健全化は、制度と教育の組み合わせで。
先日の信用金庫協会「初級マネジメント研修会」では、「労務管理」に多くの時間を割いた。 「初級マネジメント研修」は、初めて管理職に就いた職員が対象だ。管理職の役割と部下の活用を学ぶ。管理者の役割である職場の目標達成のため … 続きを読む
(3)なぜ、本部の牽制機能が欠如するのか?
(3)本部の牽制機能の欠如①監査部は事務面の監査しか行っておらず不正行為が繰り返されていることを発見でき て いない。②融資部、営業統括部のモニタリングは支店の不正行為が繰り返されていることを発見できていない。≪Po … 続きを読む
(2)なぜ、支店における不適切な融資が行われるのか?
(2)支店における不適切な融資 ①副支店長が営業成績を上げるために支店長を欺き、不適切な融資を多数実行させ、多額の損失を発生させた。 ②支店長は、融資先を十分に確認せずに融資実行を決裁した。 ③同支店の他の職員は不審な状 … 続きを読む
(1)なぜ、顧客の利益を害する業務運営をするのか。
関東財務局は、検査・報告によって処分の理由として、4点指摘している。(1)顧客の利益を害する業務運営①複数店舗でサービス内容が不明または手数料の算定根拠が不明な融資実行手数料を徴求した。②実質両建となる担保定期預金を顧 … 続きを読む
不祥事件が起きる予兆。
東日本銀行の業務純益は、2011年から毎年減少していた。2016年4月に横浜銀行と経営統合した後も減少傾向は続いていた。 横浜銀行は地銀最大手で、東日本銀行は事業規模も業績も見劣りする。 経営者には下降している業績を回 … 続きを読む
業績と健全性の関係。【東日本銀行】
業績は経営の結果で、組織運営は経営の過程なので因果関係にある。 業績が悪化すると組織運営は不健全になり、限界点を超えると不正が発生する。組織運営が健全なら業績が上がり経営が安定する。 2018年7月13日、関東財務局は … 続きを読む
健全な組織運営とは。
どのような組織も運営されてこそ組織の意味がある。組織運営の結果が経営の成果に表れる。組織は、「特定の目的を達成するために専門的な役割を持つ部門で構成されている集合体」と定義する。 組織の運営はそもそも難しく、健全な組織 … 続きを読む
不祥事件の未然防止に掛けるべきコスト。
不祥事件が発覚すると、事業計画にない様々なコストが優先されることは、前回説明した。未然防止の対策がなければ、いずれ現実となる。 未然防止策には、次のような取り組みとコストの使い方が効果的だ。 ・組織運営の健全度調査費用 … 続きを読む
不祥事件発覚による様々な「コスト」
不祥事件により企業が払うコストは大きい。不祥事件前後の定量的な比較データはケースバイケースで複雑なため、ここでは省く。企業が負う様々なコストを項目からイメージしてほしい。≪不祥事件発覚後の対応と再発防止に掛かるコスト項 … 続きを読む