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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由㉟
■正解を解答する過程で、仕事に必要な能力が身についていく。
優秀な学生の特長の一つは、試験で高得点を取れることです。難易度の高い問題に対して正解を導きだせるということは、能力が高いということです。
ビジネスパーソンでいえば、与えられた「課題に対応する能力」に該当します。情報を収集して分類、整理、統合して課題達成の方法を考えたり、問題の本質、原因を究明し、解決を図る能力です。
試験では、問題を「理解」して状況を「判断」し、正解を「決断」し解答します。これらを練習問題や模擬試験、本試験において繰り返し体験し、能力を身につけています。
どれかが欠如していたり、未熟または発揮できないと、試験では高得点は取れないはずです。
この理解力、判断力、決断力は、それぞれ「課題対応能力」の評価要素です。
学生時代に勉強で身につけた「理解力」「判断力」「決断力」を仕事に応用、発揮することで、仕事ができるビジネスパーソンになることができます。
「理解力」・・・仕事の状況や状態を的確に把握する能力。
「判断力」・・・情報を取捨選択、情報の比較等して仕事の手段、方法を決めたり、変化への適切な適応処理ができる能力。
「決断力」・・・仕事の目標を達成するために、数ある代替案の中から有効なものを選び、決定、実施する能力。
課題対応能力は、仕事の経験を通して段階的に習熟していくので習熟能力といいます。能力が評価されることで昇級していきます。
≪続く≫
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《組織調査をご提案いたします》
【社員意識調査】 会社や職場に関する社員の満足度を調べます。
〇「社員が会社をどう思っているのか」調査・分析して改善提案します。
【顧客満足調査】 取引先のニーズと競合動向を調べます。
〇「取引先の本当のニーズ」を調査・分析して売上向上策を提案します。
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株式会社メッツ・コンサルティング 代表取締役 新井 陽二
リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由㉞
■勉強で身につけたことを仕事で応用できる人は、会社で成功する。
学生時代の勉強で得た知識が今の仕事に直接役立つことは、あまりないかも知れません。しかし、学生時代に勉強で得たものは知識だけではありません。
能力評価の要素の一つに「専門知識」があります。本人の等級に期待され求められる知識です。
この「専門知識」は、自分が所属している部門や担当業務、自分が該当する等級によって必要な知識と求められるレベルが異なります。
仕事をするのに業務知識が必要であることはわかりますね。業務に必要な知識と学校で学んだ知識が直結しないことを理由に「学校の勉強は役に立たない」という短絡的な判断をしてしまいます。
しかし、熱心に勉強して結果を出してきた人は、知識を早く確実に身につける経験と技術をもっているでしょう。学校で学んだ膨大な知識は、どのように習得したのですか?
仕事は、年々複雑になり専門性が高まっています。業務には常に新しい知識が求められます。資格取得は学校の試験勉強と同じです。しかし、仕事しながらの勉強はとても大変です。
したがって、「専門知識」は、勉強が得意な人が評価を上げやすい要素です。効率的な勉強方法を学生時代から身につけている人は、とても有利です。
「資格取得」が昇級の条件という会社は、たくさんあります。
≪続く≫
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株式会社メッツ・コンサルティング 代表取締役 新井 陽二
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■あなたが一生懸命勉強して身につけた能力を仕事に活かせ。
あなたが、勉強中心の学生生活で中学受験、高校受験、大学受験に合格したとしたら、学生としては十分「目標達成」ですね。
会社でいえば、「仕事の成果」として目標達成しているので「成績評価」で高得点です。
あなたが勉強の過程で身につけたことは、「規律性」です。「規律性」は、「勤務態度(=情意評価)」の要素の一つです。「勤務態度」とは、組織の一員としての態度や心構えのことです。
「規律性」は、「組織の一員として順守しなければならない規則を守れたかどうか」を評価されます。
試験の不正は許されません。あなたは、試験要領をよく理解し、ルールを守り、試験時間内で正解を解答したので高成績を上げ、合格したのですね。
学生時代は、法律を守って犯罪をしませんでしたね。つまり、あなたは規律性の高い人になっているのです。
学生生活や勉強の過程での経験を会社でも継続して実践し、ほんの少しの応用をすれば、「規律性」の評価が上がります。
「規律性」の評価が低い社員や不正をする社員は、たくさんいます。
≪続く≫
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株式会社メッツ・コンサルティング 代表取締役 新井 陽二
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■あなたが勉強に費やした時間と努力は、無駄ではない。
「学校の勉強が社会に出て何の役に立つのか?」よく聞く話です。
学校で学ぶ「一般的なカリキュラム」が、そのまま仕事に役立つことは少ないと思います。専門性の高い選択科目やゼミが就職に役立つことはあるでしょう。
専門学校は、卒業後の就職と直結していますので知識や実習が役立つことが多いと思います。
出身校は、就職に影響する。だから受験勉強して難関校に合格する。しかし、学校の勉強は会社の仕事に直接役立たない。
つまり、これまで自分が勉強に費やしてきた時間と努力は無駄だったってことか?(人生は、学生時代より働く時間の方がずっと長い。生きていくためには働くことが大事なのだから。)
私は、そう思いません。
勉強の結果は、試験の得点や合否判定でわかります。勉強したことが直接仕事につながらなくても、あなたは勉強の過程で仕事に役立つ多くのことを身につけています。
会社員は、会社で評価されながら仕事をします。基本的には、「成績」「能力」「勤務態度」で評価されます。会社での評価が上がれば、出世して収入が増え、自己実現に近づきます。
学生時代の勉強する過程で身につく評価要素があります。だから、勉強をすることは決してムダではないのです。
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株式会社メッツ・コンサルティング 代表取締役 新井 陽二
リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由㉛
■学生時代の勉強の過程に、ビジネス・リーダーに必要な能力開発がある。
私は、新卒で会社に入社してから30年以上働いています。20年前に独立して大企業から中小企業までの企業人研修の講師をしています。
その経験からいうと、「卒業した学校のレベルが仕事の成果に直接影響を与えている」と感じたことはありません。
就職後は、仕事をするうえで公に出身大学について確認をしたり、何かの理由付けに出身校(〇〇大学出身だから・・・)が話題になることはありません。
(学校で身につけたことが、仕事に直結する職業の場合は、出身校で学ぶ内容によって違いが出るかも知れません。それでも、全体としては組織のやり方が優先されるのであまり関係なくなるでしょう。)
研修の受講態度や取組み姿勢について「違い」を感じることはよくあります。会社ごとの違いでいえば、「受講態度がいいな」「理解が早いな」「自分たちで考えて進められる」「時間を守らない」「また手順を間違えている」「講師の話をきちんと聞けない」と感じることはあります。
個人の学力によって違いが出るというより、その会社や組織の文化や規範が社員の行動に影響を与えていると考えられます。
受験生が学校を選ぶ時、偏差値を基準にすることが多いでしょう。少しでもレベルの高い難関校、有名大学を選びます。
受験事業者の目標は、より多くの難関校に合格させることにあります。その結果によって評価され、宣伝効果となり、より多くの生徒の獲得につながり業績が上がるビジネス・モデルです。
大企業ほど難関校の卒業生を中心に採用する傾向があるようです。元々難関校出身の社員が多いなら、その後輩の採用が容易だとか、同じ学力レベルの社員同士の方が仕事がスムーズに進む、というメリットもありそうです。
また、大手企業は就職希望者が多いので書類審査の段階で出身校による選別をするという事情もあるでしょう。
一方、従来より柔軟な採用方針をとっている個性的な企業もあります。就職希望者の「個性」や「コミュニケーション能力」、「リーダーシップ」などを重視する会社もあります。
(こういった話は、採用担当者や就活事業者の方が詳しいでしょうね。)
私の関心時は次の点です。
難関大学を卒業した。だから仕事ができる。仕事ができるからリーダーになる。その後も順調に出世しビジネス・リーダーになるのか、ということです。
≪続く≫
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《組織調査をご提案いたします》
【社員意識調査】 会社や職場に関する社員の満足度を調べます。
〇「社員が会社をどう思っているのか」調査・分析して改善提案します。
【顧客満足調査】 取引先のニーズと競合動向を調べます。
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株式会社メッツ・コンサルティング 代表取締役 新井 陽二