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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑳
ネットで人気のある部活を検索していましたら、あるサイトの1番人気は「帰宅部」と出ていました。まぁ、部活をやってない生徒が多いということですね。
学校生活は時間拘束されますが、それ以外は自由な時間です。課題はその自由時間の使い方です。ムダに使うなら問題ですが有効に使うなら問題なしです。
以前書いたように、塾や習い事の予定を入れる生徒も多いでしょうし(本人が決めているのでしょうか?)、自分の趣味に熱中する時間の使い方もあるでしょう。OKです!
学校生活や友人関係、家庭環境にストレスを感じる生徒もいるでしょうから、できるだけストレス発散になる時間を過ごした方が健全だと思います。
また、自分が本当にやりたいことのために、寝る間を惜しみ、時間をつくっている生徒もいるでしょう。熱中できることがあることは、とてもよいことです。
サラリーマン生活でも、日々ストレスを感じている人は多いと思いますが、なかなか発散できずにため込んでいる人が多いようです。更に言えば、定年退職してから毎日やることがない、という人もいるようです。
子供の頃から自分の好きなことや興味のあることを「自分でわかっている」ことは長い人生で大切なことでしょう。(「自己理解」の能力ですね)
周囲の人たちは、子供の自由な時間にあまり干渉せずに、自分で考え、決めさせて、「自律」や「自立」を促すべきではないでしょうか。
「何にもしない時間」も時間の使い方の一つです。
自分のストレスの発散法や気分転換、セルフコントロールは、リーダーに不可欠な要素です。
リーダーは、大きなプレッシャーやストレスを抱えながら役割を果たしていくのですから。
(プレッシャーに耐えられず、ストレスが原因で問題を起こして失敗するリーダーは多いです。)
≪続く≫
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株式会社メッツ・コンサルティング 代表取締役 新井 陽二
リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑲
中学校や高校では、部活動(以下、部活)に励む生徒も多いでしょう。授業とは別に目的をもった集まりの活動に参加することは、多くを学ぶ機会です。
文化系でも運動系でも自分が興味をもった分野に積極的に参加して、みんなと努力して目標達成を目指す体験は、社会に出てからも役立つことが多いでしょう。
しっかりした部活は、目的、目標、役割分担、方法、ルールなどを決めて活動するため成果が出ます。
しかし、これらの全てを生徒が自主運営することは難しいため、顧問の先生や父兄または地域のボランティアによって指導、支援を受けながら活動を進めていきます。
つまり部活に参加することで、チームまたは組織活動を体験的に学び目上の人との接し方を学ぶことになります。
また、生徒の学年差はそのまま上下関係を形成します。この上下関係が健全に機能していれば先輩と後輩の関係を学ぶとともに、「教える者」と「教わる者」といった役割に発展していきます。
年次が上がれば役割が変わり、「教わった者」が「教える者」となり継続していくことで伝統(文化=行動様式)が作られていきます。
問題は、部活における負の文化です。
≪続く≫
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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑱
■大人の世界は、子供の世界と同じなのか?
中学生の頃は、気の合う友達もできてグループをつくるでしょう。複数のグループができて対立することもあるでしょう。グループに所属しない孤立した生徒もいて多様化します。
グループ活動では、人間関係が緊密になるのでお互いを強く意識したり、力量を比べたり、認め合ったりしながら、自然と自己理解と他者理解の能力を身につけていきます。
そのグループの中から、自然と中心的なメンバーが現れてやがて影響力をもつようになります。
自分がグループの中心的な存在と自覚すると、振る舞いや言動を考えるようになります。そうなると、他のメンバーとの違いが顕著になってきます。
このグループは非公式であり目的や使命をもった集団ではありません。役割分担やルールがなく人間関係によって結びついた集まりにすぎません。
人の集まりに、目的、使命、目標、役割分担、ルールなどの要素が備わるとチームに変わります。
人が集まると「力」をもちます。その「力」をよいことに使えば成果を上げることができますし、悪いことに使うと問題を起こします。
例えば、「いじめ」です。
対立しているグループや孤立している者への「いじめ(虐め)」は、間違った力の使い方です。特に集団の個人に対する虐めは、影響や害が大きいため必ず防がねばなりません。
集団と個人では圧倒的な力の差があり、個人で対抗することは難しいでしょう。また、人を虐める方法も多岐にわたり巧妙化するので、防ぐことは困難です。
なぜ、人は人を虐めるのでしょうか。自分と違う者への嫌悪感、虐めることによる優位性の確認と満足感、嫉妬心、所属するグループへの忠誠心、同調行動による保身など人の心に原因があるようです。
自分より優れている者や認められている者への嫉妬心や反発は、リーダーを標的にした虐めに発展する可能性があります。
中学校なら教員の介入による解決や適切な指導が必要です。
「虐め」を放置するということは、他の生徒に「正悪の不分別」「悪に対する無抵抗」「諦め」「無関心」「無力感」「自信の欠如」「自虐感」「正義感の欠如」「消極的な加担」「長いものには巻かれろ主義」などのマイナスの教育をしていることになります。
これらは、リーダーシップと対極にある要素です。
未成熟な者に、基本的なことを教えることはとても重要です。(生徒も、「あれはいけないことだ」とわかっています。)
しかし、これは成熟した大人の会社でもおきていることです。
≪続く≫
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株式会社メッツ・コンサルティング 代表取締役 新井 陽二
キャリアは、早くはっきりさせたほうがよい。
リーダーという存在を知らない人はいないでしょう。しかし、日本で働いている人の中で、本気でリーダーを目指している人は多くありません。
どのレベルのリーダーを目指すかにもよりますがリーダーの頂点であるビジネス・リーダーが圧倒的に少ない、というのが私の見方です。
ビジネス・リーダーになるには、段階的に上位のリーダーになっていくことが必要です。実力のあるリーダーになるには、相当な努力と長い時間が必要です。
リーダーを目指す人が多くなければ優秀なビジネス・リーダーは現れません。
1.努力したが、リーダーになれなかった人。
残念ですが、仕方ありません。既存事業のリーダーのポジションは限られていますし、新規事業は経営判断に大きく影響されます。
しかし、リーダーを目指して努力する過程で相当な力がついているはずです。前向きな転職によって別の会社でリーダーとして活躍する可能性は高いと思います。
また、思い切って独立して事業を始め、自他ともに認めるリーダーとなることもできます。
2.自分の特性をよく理解して、リーダーを目指さなかった人。
あなたは、プロの担当者としての専門性を高めましょう。リーダーは、優秀なスタッフ、メンバーを必要としますので、必ず声が掛かるように自分のスキルを磨きましょう。
あなたはにとっては、会社の規模や知名度に価値はありません。事業やプロジェクトが働く場となりますので、報酬が高く職場環境が整っている場を自ら選択できるように自分の市場価値を上げましょう。
3.リーダーを軽んじて、機会を放棄して燻っている人。
年令を重ねるごとに状況が厳しくなる覚悟をしましょう。リーダーも目指さず、専門性もなければ働く場は、限られます。
リーダーは大変そう。リーダーは責任が重い割に給料が安い。残業手当が付かない。出世には興味ない。あなたは、キャリアについて真剣に学ぶ必要があります。
初級リーダーになるチャンスは、多くの人にあるでしょう。初級リーダーにならなければ中級にはなれません。もちろん上級リーダーにはなれません。
年令を重ねれば、リーダー候補から少しづつ外れていきます。大手企業では役職定年もあります。ビジネス・キャリアを理解していなければ、スキルアップも疎かにするでしょう。
「働くこと」に中途半端な人は、会社ではうまくいきません。こういった人の残念なところは、キャリアアップの重要性に気づいた時には、すでに遅いということと、自分の可能性を自ら否定していることです。
新卒社員の段階点では、働く能力の差はほとんどありません。しかし、「働く」決心がついていなかったり、「キャリア・ビジョン」があいまいであったり、間違った考えをもっていると途中で挫折したり、退職勧奨の対象者になってしまいます。
将来、活躍する可能性が十分あったのにもったいないと思います。だから、「働くこと」や「リーダーに対する肯定的なイメージ」は、できるだけ早い段階に教育する必要があると思うのです。
《了》
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株式会社メッツ・コンサルティング 代表取締役 新井 陽二
e-mail arai@mets-c.jp
今からでも遅くない、自分のために頑張ること。
会社は、常に業容拡大を目指しています。多くの株主や社員、取引先、お客さまなど利害関係者が期待していますし、今日の市場状況では現状維持は、縮小と後退を意味します。
誰が会社の業容拡大を実現させるのでしょうか。既存事業を発展させ新規事業を成功させる必要があります。
他社との提携、吸収合併が業容を拡大させるかも知れません。
誰かとは、ビジネス・リーダーです。社長であったり担当役員、事業部長、プロジェクト・リーダーと呼ばれたりしますが、呼び名は問題ではありません。
事業を成功に導く人が、ビジネス・リーダーです。
ビジネス・リーダーは社員やメンバーを選ぶ立場にあります。会社の資源を有効活用する権限を与えられているからです。
一方、ビジネス・リーダー以外の社員は、選ばれて仕事をする立場です。会社で働くことを許されるか、プロジェクト・メンバーに選ばれるか、担当業務を与えられるか、そういう立場です。
会社に採用されたからといって、常に仕事が用意されていて働ける時代ではありません。むしろ、「あなたは何で貢献できますか、自分で説明してください。」と問われる時代です。
転職活動の面接なら当然の質問です。相手にわかるように答えることは、とても難しい質問です。これまで、与えられた仕事を処理してきたキャリアなのに、「自分がやる仕事を自分で考える?」ことに慣れていないのです。
同期入社であっても30年働くと、立場が大きく違います。
だいたい人を選ぶ側の人は一番最後に会社を辞めます。社員が会社を辞めざるを得ない場合は、事業縮小による人員削減や人員整理と懲戒解雇です。
事業が失敗させた責任者の処遇は、元々評価が高く経営者の信頼も厚い人物ですから、社命による挑戦的な事業なら労いがあったり、再挑戦の可能性もあります。
事業縮小の場合は、まず担当者が削減され、事業責任者は会社に留まって(逃げずに?)事業継続を目指すのが一般的です。
今、頑張って働いている若い人たちには、自分の将来がよく分からないかも知れません。しかし、会社で働く人の立場や役割は、基本的に変わりません。
問題は、あなたが会社のどの立場、役割で働くか、ということです。そのために、今から何をすべきでしょうか。
《続く》
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株式会社メッツ・コンサルティング 代表取締役 新井 陽二
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