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逃げ切れないバブル入社組。

2022年02月13日

 一般的に会社に採用され働くことを「就職」と言います。就職とは、職業に就くという意味です。「職業」とは生活を支えるための仕事、という意味です。

 一方、「就社」は、会社に就くという意味です。どんな仕事をするのかではなく、有名な会社や安定した大企業であることを理由に就職先を選ぶことです。

 日本企業の採用方法は、予め職種を限定せずに採用することが多いですね。職務主義が十分浸透していません。

 特にバブル期は、求職者が会社を選ぶことができましたから、「どんな仕事をしたいのか」よりも、「どんな会社に入れば、よい人生が送れるか」といった考えが主流だったのではないでしょうか。

 しかし、1991年以降のバブル崩壊から30年は、景気が低迷し失われた10年、20年ともいわれます。

 2022年2月10日で日経平均株価は27,696円8銭です。バブル期は、38,915円87銭(1989年12年29日)でした。

 単純にバブル期より株価が低い、景気が悪いからというより、社会の仕組みや人々の価値観、技術革新、グローバリズム、少子高齢化などの変化が、今日の状況を生み出していると思います。

 そして、ここ2年のコロナ対応が、更に状況を複雑にしています。これまで社会や会社が躊躇していた対応を一気に進めた感じです。

 コロナ前から上場企業の破たんやリストラはありました。今日では、まるでコロナ禍を機会とするように、黒字赤字に関わらず中高年社員の早期退職、希望退職を進めています。

 大企業に就社する最大のメリットは、安定でした。そして、給料が高く福利厚生が充実している上場企業は、30年経って大きく変わりました。

 大企業であっても終身雇用で定年まで安心して働けるわけではありません。これまで大企業は社員の期待に応えるべく努力してきたと思います。

 管理者のポストは限られていますし、ポストが減っているので、「みなし管理職」を増やしたり、出向先を用意したり、「とりあえず仕事」を社員に与えてきました。

 しかし、会社の対応も限界です。

 30年前の入社当時に、みんなが教えられた「会社と自分の関係」、「大企業で働くことを前提とした人生設計」が大きく違ってきました。

 これが30年という時間の変化です。 

≪続く≫ 

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 METS-cは、会社がもっとよくなるお手伝いをしています。 

    ○よい会議(Meeting)でよい意思決定をしましょう。

   ◆会議指導 ◆ファシリテーター代行

  ○よい教育(Education)で生産性を上げましょう。

   ◆階層別研修 ◆目的別研修

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   ◆業務マニュアル ◆研修教材 ◆帳票 ◆営業ツール

  ○よい制度(System)でモチベーションを高めましょう。

   ◆目標管理制度 ◆人事評価制度 ◆業務設計

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バブル組は、「就社」した。

2022年02月12日

 今、50代が注目されています。あまりありがたくない注目のされ方ですが時代の流れですから仕方ありません。

 50代の中心はバブル世代といわれている人たちです。1965年から1970年に生まれて現在57才から52才の人たちです。バブル景気という好景気のころに学校を卒業して社会に出て働き始めました。

 そのころの求人倍率は、一人当たり1.46社だったそうです。売り手市場ですね。求職者である学生が、入社する会社を選ぶ状況です。

 今も覚えていますが、「コウソク(拘束)」といって内定を出した学生を他社に採用させないために会社が旅行などに連れていく「囲い込み」が頻繁に行われました。

 この時代には、多くの学生が上場企業や有名企業に入社しました。そして、みんな50代となって、今は役員、事業責任者、管理職、一般職として働いています。

 みんな30年働いてきました。それぞれの人生を歩んでいます。

≪続く≫ 

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セカンド・キャリアは、枝葉を伸ばせ!

2022年02月11日

■生きていくうえで、あなたの経験は決してムダではありません。

 新型コロナ・ウィルスの蔓延は、時代の変化を加速させています。多くのビジネスパーソンがその変化の対応に苦慮しています。

 特に中高年の皆さんの悩みは大きいと思います。まだまだ働いて収入を得る必要があります。社会や産業が変化しようが、どの時代においても人の人生にはお金が必要です。

 一生懸命働いて収入を得て生活をする。将来のために預金をして、当面生活するためにお金を使い、社会人の義務として税金を払い、社会で生きていくことは当たり前のようですが、今はそれが難しいですね。

 社会人としての自信や誇りを失ってしまいそうです。

 中高年のセカンド・キャリアは、とても難しいです。キャリアを木に例えると、頑張って働いてきた中高年ほど太い幹をもっています。長いこと働いてさまざまな経験と学びから、収入を得ることができる大木に育っているでしょう。

 その自分自身が働いてきた証である大木を(時代に求められていないからと)切って、新しい木を育てることはとても勇気のいることです。

 そして、大きなリスクがあります。新しい木が一人前に育つには、かなり時間が掛かりますし、途中で枯れてしまうかも知れません。

 それより、今ある大木から枝葉を伸ばし、見込みのある枝にセカンドキャリアを賭けたらいかがでしょうか。

 しっかりした幹をもっていたら、可能性のある枝が伸びるはずです。これまでの経験を活かし、隣の業界、業種で新たな視点で貢献する。これまでの業務と同じではないけれど、少し似ている業務に応用してみる。

 とにかく、自分のキャリアを真剣に棚卸をして、今求められている仕事に当てはめてみましょう。全くゼロから取り組む人よりは優位性があると思います。

 これまでの自分を全否定する必要はありません。必ず、応用が利く仕事があるはずです。「募集を見ました。雇ってください。」のアプローチは、あなたのキャリアが全く活かされていません。

 採用担当者に選んでもらうのではなく、「私をこう使えば、これだけ貢献できる」と売り込みましょう。そのためには、「自分を知っていること」がポイントです。

 こちらから「トリセツ」を説明しないと、採用担当者にはわからないのです。

 若い方は、まず幹を太くするよい経験を積むべきです。

 「社会常識」、「ビジネスマナー」、「職場のエチケット」、「コミュニケーション」と毎年年輪が増えるように、働く基本を身につけ、業務知識、技術、能力、態度のレベルを上げて成長し、しっかり根を張りましょう。

 まだ若いからといって、油断をしてはいけません。先輩方の状況をよく見て、自分の将来に備えましょう。

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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑰

2022年02月09日

■リーダーシップの前に学んでおくことがある。

 人によい影響を与えようと思ったら、まず人とやり取りをする必要があります。コミュニケーションが先でリーダーシップが後です。

 中学生は、学校生活を通して家族以外の人とのコミュニケーションが増えます。初対面から始めて、何となく親しくなって友達になっていきます。

 しかし、登校して授業に出て、誰とも話さず下校する毎日の生徒もいるでしょう。先生に質問されたら最低限の返答をするか、黙っていても相手が諦めたらそれでコミュニケーションを終わらすことができます。

 「友達を大事にしろ」と言いますが、多感な時期に友達といろいろな話をして「聞く」「話す」を繰り返しながら相手を理解する力や共感する力(コミュニケーション)を養うことは、リーダーシップに繋がります。

 友達の「相談」にのることでよい関係をつくることができますし、感謝されて影響力をもつきっかけにもなります。

 友達が集まっても、黙ってゲームに集中し時間になったら解散、なんていう友達付き合いもあるようですね。

 学校が終われば塾や習い事に直行。「目的」をもった行動ですが、「最近、何か面白いことある?」「何を話そうか?」なんていう余裕もなくスケジュールをこなすサラリーマンのようです。

 隣の席の人にメールで連絡することに通じるような気がします。若手社員はコミュニケーションが苦手、という話も以前はほとんどありませんでした。

 リーダーは、メンバーを理解しメンバーの期待に応えることが重要です。ビジネス・リーダーは、子供の頃ころの経験を活かしているのかも知れませんね。

 「人に対する興味、関心」は、大人になって研修で学ぶようなものではありませんね。

≪続く≫

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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑯

2022年02月08日

■中学生が体験から学べるリーダーシップ。

 中学生になれば、自分なりの考えをもったり感情を表情や態度にあらわすようになりますね。また、仲の良い友達同士でグループをつくります。

 そうなると個々人の意見が異なるのも当然で、話し合いの必要性が増します。一方、複数のグループが形成されますとグループ間の対立が起こり、集団がまとまることの難しさなども体験します。

 こういった状況が集団活動や対人関係、リーダーシップなどを学ぶ場になります。(会社や職場でも同じ状況が起こります)

 グループは力をもちます。その力がよい方向に向かえば全体に対して貢献し、成果が出ます。よくない方向に向かえば非効果的であり、悪い結果がでます。

 「ある方向に向かわせる力」がリーダーシップなので、リーダーの役割(言動)は重要です。

 クラスには、グループの中心になる生徒、グループに所属する生徒、どのグループにも属さない生徒などに分かれます。各グループの性格もさまざまです。

 グループに所属することで孤立化を避けられたり、帰属意識が満たされるので集団で行動しますがポジティブな体験ばかりではありません。

 公式的なリーダーであるクラス委員は、生徒会活動を通して他のクラスメイトとは違った経験をします。

 学校が支援し生徒が運営する生徒会は、小学校に比べてより組織化しクラス担当や生徒会担当教員との関係も密接になっていきます。

 生徒会活動に参加することで授業では習わないようなことを学びます。クラスメイトに対するリーダーシップは、教員との関係性パワー、クラスメイトが持たない情報のパワーが有効になります。 

 あなたは、中学生のころ生徒会活動などに興味ありました?

 ≪続く≫

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