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セカンド・キャリアは、枝葉を伸ばせ!

2022年02月11日

■生きていくうえで、あなたの経験は決してムダではありません。

 新型コロナ・ウィルスの蔓延は、時代の変化を加速させています。多くのビジネスパーソンがその変化の対応に苦慮しています。

 特に中高年の皆さんの悩みは大きいと思います。まだまだ働いて収入を得る必要があります。社会や産業が変化しようが、どの時代においても人の人生にはお金が必要です。

 一生懸命働いて収入を得て生活をする。将来のために預金をして、当面生活するためにお金を使い、社会人の義務として税金を払い、社会で生きていくことは当たり前のようですが、今はそれが難しいですね。

 社会人としての自信や誇りを失ってしまいそうです。

 中高年のセカンド・キャリアは、とても難しいです。キャリアを木に例えると、頑張って働いてきた中高年ほど太い幹をもっています。長いこと働いてさまざまな経験と学びから、収入を得ることができる大木に育っているでしょう。

 その自分自身が働いてきた証である大木を(時代に求められていないからと)切って、新しい木を育てることはとても勇気のいることです。

 そして、大きなリスクがあります。新しい木が一人前に育つには、かなり時間が掛かりますし、途中で枯れてしまうかも知れません。

 それより、今ある大木から枝葉を伸ばし、見込みのある枝にセカンドキャリアを賭けたらいかがでしょうか。

 しっかりした幹をもっていたら、可能性のある枝が伸びるはずです。これまでの経験を活かし、隣の業界、業種で新たな視点で貢献する。これまでの業務と同じではないけれど、少し似ている業務に応用してみる。

 とにかく、自分のキャリアを真剣に棚卸をして、今求められている仕事に当てはめてみましょう。全くゼロから取り組む人よりは優位性があると思います。

 これまでの自分を全否定する必要はありません。必ず、応用が利く仕事があるはずです。「募集を見ました。雇ってください。」のアプローチは、あなたのキャリアが全く活かされていません。

 採用担当者に選んでもらうのではなく、「私をこう使えば、これだけ貢献できる」と売り込みましょう。そのためには、「自分を知っていること」がポイントです。

 こちらから「トリセツ」を説明しないと、採用担当者にはわからないのです。

 若い方は、まず幹を太くするよい経験を積むべきです。

 「社会常識」、「ビジネスマナー」、「職場のエチケット」、「コミュニケーション」と毎年年輪が増えるように、働く基本を身につけ、業務知識、技術、能力、態度のレベルを上げて成長し、しっかり根を張りましょう。

 まだ若いからといって、油断をしてはいけません。先輩方の状況をよく見て、自分の将来に備えましょう。

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 METS-cは、会社がもっとよくなるお手伝いをしています。 

    ○よい会議(Meeting)でよい意思決定をしましょう。

   ◆会議指導 ◆ファシリテーター代行

  ○よい教育(Education)で生産性を上げましょう。

   ◆階層別研修 ◆目的別研修

  ○よい道具(Tool)で高品質・標準化しましょう。

   ◆業務マニュアル ◆研修教材 ◆帳票 ◆営業ツール

  ○よい制度(System)でモチベーションを高めましょう。

   ◆目標管理制度 ◆人事評価制度 ◆業務設計

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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑰

2022年02月09日

■リーダーシップの前に学んでおくことがある。

 人によい影響を与えようと思ったら、まず人とやり取りをする必要があります。コミュニケーションが先でリーダーシップが後です。

 中学生は、学校生活を通して家族以外の人とのコミュニケーションが増えます。初対面から始めて、何となく親しくなって友達になっていきます。

 しかし、登校して授業に出て、誰とも話さず下校する毎日の生徒もいるでしょう。先生に質問されたら最低限の返答をするか、黙っていても相手が諦めたらそれでコミュニケーションを終わらすことができます。

 「友達を大事にしろ」と言いますが、多感な時期に友達といろいろな話をして「聞く」「話す」を繰り返しながら相手を理解する力や共感する力(コミュニケーション)を養うことは、リーダーシップに繋がります。

 友達の「相談」にのることでよい関係をつくることができますし、感謝されて影響力をもつきっかけにもなります。

 友達が集まっても、黙ってゲームに集中し時間になったら解散、なんていう友達付き合いもあるようですね。

 学校が終われば塾や習い事に直行。「目的」をもった行動ですが、「最近、何か面白いことある?」「何を話そうか?」なんていう余裕もなくスケジュールをこなすサラリーマンのようです。

 隣の席の人にメールで連絡することに通じるような気がします。若手社員はコミュニケーションが苦手、という話も以前はほとんどありませんでした。

 リーダーは、メンバーを理解しメンバーの期待に応えることが重要です。ビジネス・リーダーは、子供の頃ころの経験を活かしているのかも知れませんね。

 「人に対する興味、関心」は、大人になって研修で学ぶようなものではありませんね。

≪続く≫

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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑯

2022年02月08日

■中学生が体験から学べるリーダーシップ。

 中学生になれば、自分なりの考えをもったり感情を表情や態度にあらわすようになりますね。また、仲の良い友達同士でグループをつくります。

 そうなると個々人の意見が異なるのも当然で、話し合いの必要性が増します。一方、複数のグループが形成されますとグループ間の対立が起こり、集団がまとまることの難しさなども体験します。

 こういった状況が集団活動や対人関係、リーダーシップなどを学ぶ場になります。(会社や職場でも同じ状況が起こります)

 グループは力をもちます。その力がよい方向に向かえば全体に対して貢献し、成果が出ます。よくない方向に向かえば非効果的であり、悪い結果がでます。

 「ある方向に向かわせる力」がリーダーシップなので、リーダーの役割(言動)は重要です。

 クラスには、グループの中心になる生徒、グループに所属する生徒、どのグループにも属さない生徒などに分かれます。各グループの性格もさまざまです。

 グループに所属することで孤立化を避けられたり、帰属意識が満たされるので集団で行動しますがポジティブな体験ばかりではありません。

 公式的なリーダーであるクラス委員は、生徒会活動を通して他のクラスメイトとは違った経験をします。

 学校が支援し生徒が運営する生徒会は、小学校に比べてより組織化しクラス担当や生徒会担当教員との関係も密接になっていきます。

 生徒会活動に参加することで授業では習わないようなことを学びます。クラスメイトに対するリーダーシップは、教員との関係性パワー、クラスメイトが持たない情報のパワーが有効になります。 

 あなたは、中学生のころ生徒会活動などに興味ありました?

 ≪続く≫

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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑮

2022年02月06日

■リスクを取った者だけが、「リーダーらしさ」を獲得する。

 リーダーとは、みんなのために頑張って感謝されて、敬意を払われる存在です。だから多くの人が憧れ、候補者が次々と生まれるのです。

 リーダーを中心に人々が集まり、知恵を出し合い大勢で活動をするので大きな成果を上げることができます。健全で希望がもてる社会をつくる要因です。

 リーダーが最も恐れることは、メンバーの反発であり攻撃です。リーダーは、たった一人で大勢の相手に立ち向かわねばならない状況があります。

 小学生高学年の学級委員が、クラスのみんなから攻められる場面を想像してみてください。その学級委員が、あなただとしたら・・・

 正直に言って、恐ろしいですよね。自分は一人、相手は数十人。怒っている子もいます。笑っている子もいます。仲のよい友達も下を向いて黙っています。

 どうしようもありません。何もできません。とても大きなショックを受けます。

 社会や会社、職場の中でも同じことが起きます。しかし、社会に出る前の段階では、このような事態はほどほどしておかねばなりません。リーダー本人のショックが大きすぎるからです。

 このような体験は現実にあるにしても、リーダーや傍観者にとっても悪い影響を与えます。本人はもちろん、傍観者にとっても「リーダーにはなりたくないな」と思い込んでしまうでしょう。そして、誰もやらなくなるでしょう。

 リーダーシップは、うまくいかなくて当然です。みんなの賛同が得らえないこともあるでしょう。だからといって、リーダーがショックを受けるような事態は回避するべきです。

 そこには、支援者が必要です。学校で言えば、クラス担任の先生でしょう。

 誰もやりたがらないリーダーを引き受けた勇気ある者には、厚い支援をすべきです。最も重要な支援は、「話し合いに参加する者への指導です。」

 「学級委員に協力すること」「話し合いに参加すること」「悪口や人を傷つけることはしないこと」などを、しっかり教えてほしいと思います。

 そのような言動があったら、直ぐに注意すべきです。これも教育の一環だと思います。決して状況を放置するようなことがあってはいけません。

 会社でも会議の参加の仕方を知らない者がいるために、リーダーはとても苦労します。(それは、リーダーにとって余計な苦労であって、本来ファシリテーションの技術にはない課題です。とてもレベルの低い問題です。)

 リーダーシップは、いつもよい結果を出せるとは限りません。失敗することやメンバーから攻められることもあるでしょう。

 それでも、諦めずに人の前に立ち続けることで、プレッシャーに負けなくなったり、余裕を持てるようになったり、メンバーを治めることができるようになるのです。

 そうした経験が「リーダーらしさ」をつくります。

 学校の先生方には、リーダーがリーダーらしくいられるように環境を整えていただきたいと思います。 

≪続く≫

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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑭

2022年02月05日

■子供のころの話題が続いています。小学生や中学生の頃の自分を思い出しましたか?あなたは、どのようなタイプでしたか?

 リーダーは、多くの人から注目される存在です。それを楽しめるか、避けるかで、後々リーダーになっていく人とそうでない人に分かれます。

 できるだけ早くリーダー行動に「楽しみ」を感じて、リーダーシップを肯定的に学んでいくことが重要です。

 逆に、否定的な注目のされ方を経験すると苦手意識が強く記憶され大人になっても、払拭できません。トラウマになることもあるでしょう。

 小学校高学年の児童が、クラスメートの前に立って注目されること、たった一人で大勢の前で話すことは、とても勇気がいることですね。

 「リーダーらしさ」は、こんな時に覚えていくものです。

 必要な時に必要なことを逃げないでやる。とにかく人の前に出る。相手の顔を見る。胸を張る。声を出す。「何か」を話す。

 学校の行事について、クラスで話し合いをするとします。議事進行はとても難しいですね。

 これらは、働いているビジネスパーソン(お父さん、お母さん)が会社で求められているリーダーシップ行動と同じことです。

 部下の前で上司として言うべきこと言う。会議をスムーズに進行する。大人だってうまくできません。(だから研修に参加して、学んでいるのが現実です。)

 児童であれば、うまくできなくて当たり前です。「何を、どうしたらいいかわからない」し、みんなの視線が気になって、とても緊張します。

 そんな時に、とてもつらい経験をしたらどうなるでしょうか。 

子供のころの体験は、今のあなたのリーダーシップに影響を与えていますか?

≪続く≫

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