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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑬
■リーダーは、勇気があって能力もあってカッコいい!と刷り込むことが大事。
物心がつき始めたころから見本となるリーダーを目の当たりにしたり、憧れをもつことは未来のリーダーを養成する観点でとても重要です。
ビジネス・リーダーでなくてもよいですが、みんなの前で堂々と話したり、賞賛されたり、多くの人に尊敬される人物がふさわしいです。
日本の将来を担うリーダー育成のために、社会がそのような人物を意図的に目立たせ小さいころからリーダー像をイメージさせることも有効だと思います。
さて、小学校の高学年になれば、学級会などクラスで話し合う場も出てくるでしょう。日本は、民主主義の国ですからクラスで何かを決める時、みんなで話し合って決めます。
話し合いは、誰かが進めなければ結論が出ません。低学年であれば担任の先生が進めてもよいですが、高学年であれば民主的な組織運営の体験の場として児童の中から司会役を出してはいかがでしょうか。
公式的なリーダーシップ行動の体験は、こういったことから始まります。
≪続く≫
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○よい会議(Meeting)でよい意思決定をしましょう。
◆会議指導 ◆ファシリテーター代行
○よい教育(Education)で生産性を上げましょう。
◆階層別研修 ◆目的別研修
○よい道具(Tool)で高品質・標準化しましょう。
◆業務マニュアル ◆研修教材 ◆帳票 ◆営業ツール
○よい制度(System)でモチベーションを高めましょう。
◆目標管理制度 ◆人事評価制度 ◆業務設計
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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑫
■「リーダーらしさ」は、「体験」通して自然と身についていくものです。
学生の本分は「学業」といいます。「学業」は「学問をすること」と辞書にありますが、学生時代は学問以外にもたくさんのことを学ぶ必要があります。
学生時代は社会で自立して生きていくための準備期間ですから、「人とよい関係をつくること」や「人によい影響を与えること」は、重要な学習です。
さて、学校はクラス分けをしています。集団活動を通してリーダーシップやコミュニケーションを学ぶことができます。あまり意識していないかも知れませんが重要な体験学習の場です。
児童や生徒のクラスでは、運動のできる子、明るくて面白い子が人気者でしょうか。学生になると成績のよい人や個性的な人、容姿のよい人が注目されるでしょうか。
そんな人は注目されて、周りに人が集まる、という点では影響を与えていると言えますが、リーダー養成という観点では「公式的な立場でのリーダーシップ」体験が重要です。
学校やクラスでの公式的な立場とは、学級委員長や生徒会役員、部活動の部長や主将、キャプテンなどです。
集団が目的や目標を達成する時に必要な役ですが、積極的に立候補する人がどれだけいるでしょうか。全体からみると「誰もやりたがらない」ことが多いのではないでしょうか。
部活動の場合は、活動の目的、活動内容、お互いの優劣がわかりやすく、役割をイメージしやすいです。そのために、自覚をもつ者などあらわれ自然と決まっていくこともあると思います。
組織におけるリーダーに近いという意味では、生徒会役員や学級委員の方でしょう。
何をしたらいいか、よくわからない。どうしたらいいのか、わからない。絶対に必要とも思えない。みんなが望んでいるとも思えない。やったところで、自分が得するとも思えない。
そんな役割を、積極的にやろうという人は少ないと思います。こんな状況でリーダーを経験したり、リーダーを観察することでだんだんと刷り込まれていくのです。
≪続く≫
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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑪
■なぜ、リーダーらしい人物が少ないのか。
「リーダーらしさ」は、リーダーにとって、とても大切な要素です。知識や技能以上に重要かつ効果的な要素です。
今の研修では、その習得がとても難しいことは以前に書きました。今の研修のやり方(短い研修時間、知識偏重、受講生の満足度重視、平等な研修機会、自主性の尊重など)では限界があるのかも知れません。
われわれは、小学校に入学するころには物心がつき、さまざまな体験を通して人格形成を進め、個性を育み、成長していきます。
家庭環境が人格形成に大きな影響を与えることは言うまでもありませんが、リーダー養成の話なので特に触れません。
リーダー養成においては、家庭教育より学校教育の方が重要です。
小学校入学から始まる集団行動の体験や人間関係づくり、教員の指導とリーダー養成は大きな関係があると思います。小学校、中学校、高校、大学、大学院など社会に出る以前の体験と学習は、「リーダーらしさ」に大きな影響を与えています。
一般的に小学校入学から大学卒業までの期間は、6歳からおよそ22歳までの16年間です。この16年間は児童、生徒、学生と呼び名が変わるとともに、心と体が変化し成長する期間です。子供から大人へと成長する期間でもあります。
また、さまざまな「刷り込み」が行われる期間です。
企業におけるリーダーの頂点は、ビジネス・リーダーです。優秀なビジネス・リーダーを選ぶには、より多くの優秀な候補者が必要なのです。
新入社員にもリーダーシップを求められるのですから、学生のころからの「リーダーらしさ」「リーダーになりたい」という態度や志は、とても重要です。
入社以前の「リーダーらしさ」といっても、特別なことではありません。大人だろうが子供だろうが、社会人だろうが学生だろうが、人が集まればそこに「よい影響を与える人物」が必ずいますし、必要とされているはずです。
「リーダーらしい小学生」だって、全国にたくさんいるのです。
問題は、子供のころから社会に出るまでに「リーダーシップ」をどのようなものとして教わるか、「リーダー」がどのように扱われるか、によって「刷り込み」が行われ、影響を受けることです。
子供の頃からの「リーダーシップの刷り込み体験」が、大人になって「ビジネス・リーダーになりたい」、「リーダーにはなりたくない」といった影響を与えているのではないか、と感じます。
以前に書いたことの繰り返しですが、誰もがビジネス・リーダーになる必要はないですし、「ビジネス・リーダーを目指すべき!」という話ではありません。
ただ、日本ではビジネス・リーダーになっていく人材、候補者があまりにも少ないのではないか、という点を危惧しています。
≪続く≫
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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑩
■ジャイアンは、リーダーか?
リーダーシップを学ぶのは、簡単。しかし、リーダーになるのは、難しい。
「学ぶ」ことと「なる」ことは、違います。「リーダーシップを学ぶ研修」と「リーダーになるための研修」は、別のプログラムです。
リーダーシップの勉強は一人でもできますが、リーダーになるための学習は多くの人たちと交流することで自分の影響力を理解し、より高めていく必要があります。
「知識」は、直ぐにでも得られます。「スキル」は、繰り返し練習する時間が必要です。「リーダーらしさ」は、時間を掛けて熟成していくものです。
生まれつきのリーダーという人がいるかわかりませんが、熟成期間が必要ということは子供の頃まで遡らなければなりません。
それぐらい本物の「リーダーらしさ」を醸し出すには時間が掛かるということです。今、リーダーシップが必要なのに子供のころの話をされても、と思うでしょうが、今から意識することによってあなたのリーダーらしさが熟成し、必ず役に立つと思うのです。
それに日本のリーダー養成の問題が、ここにあるのかも知れません。
これまでのリーダーになるための研修の中には、長い日数を掛けて受講生の考え方や態度を変容させるプログラムがありました。
長い日数といっても、自分の「考え方」や自分らしい「態度」をつくり上げてきた時間と比べればとても短い時間です。
その限られた時間の中で、「人の考え方や行動を変えさせる」ことは、あまりに急激なものでした。時には、問題も起きたようです。
参考図書:心をあやつる男たち 福本 博文 文芸春秋
今日では、研修に多くの日程が割けない、予算が限られている、問題が起きては困る、法令順守、最近ではコロナ感染などの観点から研修に関する制限が増えているように感じます。
一方で、リーダー養成のニーズは高まる一方です。研修事業者は工夫をしなければなりません。
≪続く≫
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リーダー研修が盛況でも、リーダーが育たない理由⑨
■研修での習得が一番難しい「リーダーらしさ」。
リーダー研修では、リーダーに必要な知識✕技能✕態度を学びます。知識は、リーダーシップの定義やリーダーシップ研究の歴史やリーダーシップ理論などたくさん学ぶことがあります。
技能は、リーダーシップ各論の技術や方法を実習やロールプレイングで習得します。
態度は、意識を含めて「リーダーらしさ」を学びますが、最も分かりづらく習得が難しい要素だと思います。そして、多くの人が苦手な要素だと思います。
受講生の多くは、知識と技能の習得には熱心ですが、「態度」の習得には消極的なように感じます。実は、「リーダーらしく見える」ことが、リーダーにとって、とても重要な要素なのです。
リーダーは、メンバーから一目置かれる存在ですから、この人は、「何か違うな」と思わせる雰囲気というか、立ち居振る舞いなどの所作がとても重要です。
リーダーシップの要素は、掛け算です。知識×技能×態度の相乗効果でリーダーシップはパワーアップします。
リーダーシップ理論を知っていても、使う能力がなければリーダーシップは発揮できません。知識と技能があっても態度が悪くてメンバーから認められなければ、リーダーシップを発揮できません。メンバーから慕われていても、知識と技能がなければ、リーダーシップを発揮できません。
あなたが、リーダー研修を受講してもリーダーシップを発揮できないとしたら、ある部分だけを学んでいるためかも知れません。
研修は、「理想」を示して学習効果を高めようとします。その研修でリーダーシップの全ての要素を学ぶかは、プログラム次第です。
例えば、私の研修では、「リーダーらしさ」を身につけるために次のような実習をおこないます。
「学ぶは、真似ぶ」
影響力のある人物を想定して、その人の態度を分析して、自分に取り入れる実習です。分析は「メラビアンの法則」をつかって、「外見」「態度」「話し方」「話の内容」で分析していきます。
必ず、マネできる要素が見つかります。
人に影響を与える人物は、「歴史上の人物」「有名人」「身近な尊敬できる人物」とブレイクダウンし、要素を具体的にワークシートに書き込んでいきます。
なぜ、その人物が人を引き付けるのか、魅力を感じるのか、日常では漠然と「かっこいい」「面白い」「あんな人になりたい」と思う人物はいるでしょう。
しかし、分析まではしない。(どう分析をすればいいか、わからない)
完璧にコピーして「その人になる」のではありません。あくまでも自分がポジティブに注目されるように、要素を「取り入れる」のです。
研修の実習なので、簡易的で即効性のある方法を使っています。今日から、あなたが「魅力を感じる人物」の分析を始めましょう。
「リーダーらしさ」の習得は、実は子供の頃から始まっているのです。
あなたは、どんな「子供」でしたか?
≪続く≫
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