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第三のキャリア選択の要因【労働環境】(5)
「望ましい職場とは何か?」
あなたが、職場について上司に相談しようとする時、そもそも職場とはどういうものか、本来どのような職場が望ましいのか、知っておくと話がしやすい。
上司は、さまざまな職場で働いた経験があるので、職場についての知識が豊富だ。それに、上司が考えている「望ましい職場」のイメージもある。
職場とは、目標を達成するために職務を遂行する(仕事をする)場だ。複数の社員が集まる職場では、社員同士で話し合ったり、協力して仕事をする場でもある。
職場は、仕事を効率的に行うとともに、やる気が高まるような場であることが望ましい。
また、お客さまがご利用されるような場では、明るい雰囲気と気持ちのよい接客応対が求められる。
一口に「職場」といっても状況によってさまざまなので、一般的に「望ましい職場」には、次の要件があることを知っておこう。
(1)職場には、達成すべき目標や上司の方針、業務の手順・手続きなどがあるので、それらについて職場の人たち全員がよく理解している。
(2)職場の目標達成のために、一人ひとりが責任感をもって努力している。
(3)職場の人たちは、職場や仕事、一緒に働いている人たちについてよく話し合っている。
(4)職場の責任者である上司と働いている人たちが、コミュニケーションできている。
(5)働いている人たちは、担当業務について創意工夫やスキルアップをしている。
以上の5項目が、十分できていれば「望ましい職場」と言える。
さて、「望ましい職場」がイメージできたら、あなたの職場が「働きづらい」原因、理由がどこにあるのか考えてみよう。
《続く》
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技術職から営業職への転身のすすめ。
かなり前から「知識」は営業職の課題であった。今日ではモノからサービスまで顧客が求めるすべてが商品化され販売対象となっている。
商品の特長、商品の使い方、サービスの仕組み、アフターサービス、契約内容などの知識、そしてすべての商品・サービスにおける他社との違い。
今日の営業には、ほんとうに多くの知識が必要だ。
営業に求められる知識の量は増え、かつ高度化している。営業は、常に新しい情報を収集し、顧客との商談に備えなければならない。(知識習得能力と説明能力は、別の要件だ。)
顧客の情報化への対応もその一因だ。(顧客が調べようと思ったら、ほとんどの商品・サービスに関する情報は収集できる。)
以前と比較すると、営業に必要な知識は格段に増えている。もちろん、会社もその対策として情報武装のツールを用意している。(ツールを扱う技術とツールを活用して成果を出す技術は、別だ。)
しかし、営業の情報活用は営業目的を達成する手段の一つにすぎない。成果を上げるには、更に多くの課題をクリアしないといけない。
「情報の取得と活用」の課題解決について言えば、元々「情報」をもっている人材が営業をやればいい、という解決策がある。
これもすでに行われていることだが、技術者の営業化だ。社内の異動による職種転換でもいいし、技術者の転職による営業職採用でもいい。(技術者によるセールスサポートもあるが、あくまでも技術的な支援であって「売上目標」はもたない。)
とにかく、知識や技術という強みがある人は、自分のキャリア選択の中で「営業職」を検討すべきだ。
先に書いたように「知識」が営業成果の要因の一つであるなら、あなたにはアドバンテージがある。技術職のキャリアに限界を感じていたとしても、営業の土俵では勝ち目がある。
実際に営業教育をしていると、必要な知識の習得には大変な努力と時間を要することがわかる。高度な知識や資格取得に裏付けされた大量の知識の習得は、現役営業には非常にハードルが高い。(それでも、商談に必要な知識を絞り込むとか、情報ツールを使いこなすことによって対応している。)
特に、新人営業の「お伺い営業」から中堅営業の「説得営業」の段階では苦戦しているのが実際である。(※「営業の教科書」【初級編】P.13営業成長モデル 参照)
現役営業に、高度な専門知識を習得させるより、元々知識のある技術職に営業技術を習得させた方が教育効果が高い。
営業技術のほとんどは、後天的なものだ。だからこそ、営業教育の意味がある。しかし、技術職と営業職は本来全く異なる職種なので、技術者が営業として成功するには条件がある。
まず、あなたが営業という仕事に興味があって、やってみたいと思っていること。もう一つは、いきなり営業を始めるのではなく、よい準備をしてから始めること。
よい準備の一つが、研修である。効果的な研修は、技術者を対象とした営業研修だ。
技術職に限らないが、営業職に対する偏見は多い。「営業活動」に対するアレルギーもあるだろう。実際に営業活動における問題は多い。
その責任は、会社の間違った営業方針や営業管理者の非効果的な指導、更に社員教育業者の営業研修にあるのかも知れない。
前向きで効果的な「(元)技術者向け営業研修」で専門知識や技術経験を活かした営業法を学び、あなたが諦めず努力を続ければ、営業として成功することができるはずだ。
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第三のキャリア選択の要因【労働環境】(4)
自分の業務に少し余裕がでてきたら、周りが見えてくるはずだ。職場全体の実績とか雰囲気とか。
職場の状況によって上司の言動は変わる。「今月は、目標達成です。ご苦労様。」とか、「最近、ミスが多いので注意しましょう。」、「残業をお願いします。」とか。
周りから期待されているあなたは、同僚から相談されるかも知れない。「ちょっと、聞いてよ。」とか、「最近、課長はイライラしているね。」「何で、残業なのよ。」とか。
自分の担当は、しっかりできているけど職場全体としてはうまくいっていないようだ。あなたは、定時に退勤しているが、何となく帰りづらい雰囲気を感じる。
職場の状況は、必ず個人に影響する。あなたも、気づいているはずだ。何だか、働きづらい職場になっている。それが、今のあなたの「労働環境」だ。
「労働条件」が整っていれば、十分というわけではない。働く意欲も成果も「労働環境」次第だ。
「上司への相談」は、一つの方法だ。「上司への相談のポイント」は、以前に書いた。「自分の業務に関する相談」の技術を応用する。
今回の相談のテーマは、「職場運営」についてだ。
まず、(1)心を決めて、(2)相談の準備をしよう。
「職場」について、上司に相談するなら最低限、「職場」に関する知識がなければ、コミュニケーションはうまくいかない。きっと、上司と話が合わなくなる。
次回は、「望ましい職場とは何か?」
《続く》
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第三のキャリア選択の要因【労働環境】(3)
職場運営に積極的に参加しよう。
あなたは、自身の努力によって上司や周囲の人たちに認められる。その結果、あなたは快適な労働環境を確保することができる。
あなた個人としては、それで十分満足な状況かも知れないが、もう一頑張りしてみないか。職場の人たちがもっと気持ちよく働ける職場づくりへの貢献だ。
職場は、目標達成を目指す人の集まりであり、それぞれが役割を分担して連動している。職場は、みんながある程度の満足を感じていなければ、うまく運営できないものだ。
職場では、あなただけが満足している状態は長くは続かない。満足の格差がはっきりしてくると、他の人たちとの関係が変わり、あなたも影響を受けることになる。
少しでも職場全体を見る余裕が生まれたり、みんなが満足するような職場の方がいいなぁ、と思ったら動いてみたらどうか。
「担当業務の遂行」は、仕事の役割なので最優先。職場運営への参加は、職場の人たちからの期待に応える役割なので、必ずしもあなたがやらないといけない、という役割ではない。
職場の人たちは、「この職場、もっと働きやすくならないか?」と思っているはずだ。そして、あなたも感じているはずだ。
なぜなら、「完璧な職場などない」ので、そう言える。
そして、みんなが思う、「誰か何とかしてくれないか」の「誰か」の一人はあなただ。なぜなら、あなたは、職場の人たちに認められているから「期待」されるのだ。
それに、もっと職場がよくなることで、結局、あなたの「快適な労働環境」は安定する。逆に、職場全体がよくならなければ、あなたの「快適な労働環境」にもマイナスの影響が出る。
あなたが具体的にできることは、「上司への相談」と「職場の人たちとの話し合い」だ。
《続く》
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トピックス(Blog)について。
いつも、ブログをご覧いただきありがとうございます。今日からお盆休みの方は多いと思いますが、是非リフレッシュしてください。お仕事中の方は、お疲れさまです。
本ブログは、弊社のWebサイトにアクセスする必要がありますのでご面倒にもかかわらず、毎日、一定数の閲覧者がおられることに感謝申し上げます。
ブログには、基本的に私の考えや思うことを自由に書いています。内容は、人材育成や社員研修の内容、所感などです。書いている時の心情や状況により推敲が不十分で誤字脱字、難解な文章になる場合があります。
後日、見直して修正することがかなりあります。見返していただくと、言葉や内容が変わっていたりします。ブログの更新機能は、とても便利です。
本ブログは、誹謗中傷やハラスメントの類、特定の団体、人物の情報を公開して論評することはありません。職業柄、機密保持の義務もありますし、そのような目的のブログではありません。
そういう意味では、かなり個人的な私の考えを中心に書き綴っているブログです。研修で受講生に話していることもありますが、研修では言わない内容も書いています。
ブログの方が、私の本音に近いものではないかと思います。万人に受け入れられる内容にアレンジして書くつもりはありません。
ブログに書くことで自分の考えを整理したり、閲覧者の意見を伺いながら考え直すこともあります。
自分の考えと言っても、人に受け入れられなければ価値はありませんし、職業としても成立しないと思っています。
今後も批判を恐れず情報発信を続けますので、粘り強く閲覧いただければ幸いです。
最後に、本ブログに関する質問、意見は、歓迎いたします。
以上
令和3年8月13日
株式会社メッツ・コンサルティング
研修講師 新井 陽二