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第三のキャリア選択の要因【労働環境】(3)
職場運営に積極的に参加しよう。
あなたは、自身の努力によって上司や周囲の人たちに認められる。その結果、あなたは快適な労働環境を確保することができる。
あなた個人としては、それで十分満足な状況かも知れないが、もう一頑張りしてみないか。職場の人たちがもっと気持ちよく働ける職場づくりへの貢献だ。
職場は、目標達成を目指す人の集まりであり、それぞれが役割を分担して連動している。職場は、みんながある程度の満足を感じていなければ、うまく運営できないものだ。
職場では、あなただけが満足している状態は長くは続かない。満足の格差がはっきりしてくると、他の人たちとの関係が変わり、あなたも影響を受けることになる。
少しでも職場全体を見る余裕が生まれたり、みんなが満足するような職場の方がいいなぁ、と思ったら動いてみたらどうか。
「担当業務の遂行」は、仕事の役割なので最優先。職場運営への参加は、職場の人たちからの期待に応える役割なので、必ずしもあなたがやらないといけない、という役割ではない。
職場の人たちは、「この職場、もっと働きやすくならないか?」と思っているはずだ。そして、あなたも感じているはずだ。
なぜなら、「完璧な職場などない」ので、そう言える。
そして、みんなが思う、「誰か何とかしてくれないか」の「誰か」の一人はあなただ。なぜなら、あなたは、職場の人たちに認められているから「期待」されるのだ。
それに、もっと職場がよくなることで、結局、あなたの「快適な労働環境」は安定する。逆に、職場全体がよくならなければ、あなたの「快適な労働環境」にもマイナスの影響が出る。
あなたが具体的にできることは、「上司への相談」と「職場の人たちとの話し合い」だ。
《続く》
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047-426-4657(代表)/arai@mets-c.jp お問合せお待ちしております。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
トピックス(Blog)について。
いつも、ブログをご覧いただきありがとうございます。今日からお盆休みの方は多いと思いますが、是非リフレッシュしてください。お仕事中の方は、お疲れさまです。
本ブログは、弊社のWebサイトにアクセスする必要がありますのでご面倒にもかかわらず、毎日、一定数の閲覧者がおられることに感謝申し上げます。
ブログには、基本的に私の考えや思うことを自由に書いています。内容は、人材育成や社員研修の内容、所感などです。書いている時の心情や状況により推敲が不十分で誤字脱字、難解な文章になる場合があります。
後日、見直して修正することがかなりあります。見返していただくと、言葉や内容が変わっていたりします。ブログの更新機能は、とても便利です。
本ブログは、誹謗中傷やハラスメントの類、特定の団体、人物の情報を公開して論評することはありません。職業柄、機密保持の義務もありますし、そのような目的のブログではありません。
そういう意味では、かなり個人的な私の考えを中心に書き綴っているブログです。研修で受講生に話していることもありますが、研修では言わない内容も書いています。
ブログの方が、私の本音に近いものではないかと思います。万人に受け入れられる内容にアレンジして書くつもりはありません。
ブログに書くことで自分の考えを整理したり、閲覧者の意見を伺いながら考え直すこともあります。
自分の考えと言っても、人に受け入れられなければ価値はありませんし、職業としても成立しないと思っています。
今後も批判を恐れず情報発信を続けますので、粘り強く閲覧いただければ幸いです。
最後に、本ブログに関する質問、意見は、歓迎いたします。
以上
令和3年8月13日
株式会社メッツ・コンサルティング
研修講師 新井 陽二
第三のキャリア選択の要因【労働環境】(2)
「会社から快適な労働環境を保障されている人物」など、実際にはいない。 しかし、「知恵や努力、創意工夫によって自分の労働環境をつくっている(守っている)者」は、いる。
労働環境は、「使用者(事業主)が」「労務管理をしている事業の経営担当者(指揮監督者)が」整えるものだ、と考える人は多いだろう。
しかし、あなたにとって大事なことは「あなたが選んだ今の会社で、快適な労働環境を確保し、自分が望むキャリアを安定させること」だ。そうならなければ、毎日が苦痛であったり否定的な転職を考えざるを得ない。
あなたの大事な時間は、有効に活用しよう。
もちろん、違法な労働条件や劣悪な労働環境、ハラスメントは論外であって法的な対処や労働基準監督署の指導といった現実的な解決策がある。(このブログでは、その方法については触れない。)
しかし、それは、本来あなた個人が解決すべき問題ではないし、挑むテーマでもない。その活動に費やすコスト(時間、労力、費用など)は、あなたのキャリアを豊かにするものではない、と思う。
あなたがすべき、快適な労働環境を確保する方法の一つは、職場の人たちに「自分」を認めさせることである。「自分」とは、与えられた仕事を責任をもってきちんとする、「自分」である。
そうすることで、あなたは周囲からよい評価を得られる。「指示された仕事を、しっかりやり、その結果を上司に報告する。」上司は、業務報告と周囲からの評価を合わせて、あなたの評価を固めていく。
周囲の評価が高まるほど、あなたの労働環境は整っていく。上司や職場の同僚は、評価の高いあなたを気づかうようになる。「職場にとって大事な人」だからだ。
結果として、あなたは、「適切な指示、ふさわしい仕事、適度な仕事量、現実的な納期、効果的な助言、同僚からの支援」を与えられ、仕事がしやすくなる。
上司の判断や周囲の気づかいにより、「残業の軽減、有休の消化、昇級・昇格の機会」が得られやすくなる。
そうなるまでには、時間が掛かるし相当な努力が必要だ。
しかし、これこそが健全なキャリア形成であるし、あなたのキャリア・ビジョンを実現させる現実的で確実な方法である。自分の業務遂行に少し余裕が出てきたら、同僚への気配り、手伝いをしよう。
あなたがすべき、快適な労働環境を確保する方法の二つ目は、職場活動への参画だ。自分の役割を「担当業務の遂行」と限定して考えている人もいるだろう。 それは間違いではない。
しかし、「快適な労働環境の確保」には、十分ではない。職場の労働環境は、運用によって成り立っているので、変えることができるのだ。
具体的には、どうするか。
《続く》
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第三のキャリア選択の要因【労働環境】(1)
キャリア選択の要因は、主に三つ。
「仕事」「人間関係」「労働環境」。これまで、このブログで「仕事」「人間関係」について書いてきた。
第三の要因である「労働環境」もキャリア選択において重要である。最近の若手社員の研修では、「雇用の安定」と「居住の安定」、「奉仕と献身」のデータが高い。(研修で活用している、キャリアに関するアンケート調査票の結果より)
地元や住み慣れた町で、人に感謝される仕事を続けたい、といった価値観が強い。若手社員は、そんな価値観に合った会社や仕事を望んでいる。(と、いうことは、そんな欲求を満たす会社は、人材が集まりやすい。)
「労働環境」と「労働条件」は、似ているが意味合いは随分違う。「労働条件」を重視するなら、企業研究をしたり労働契約内容を事前に調べて、自分の価値観にあった会社を選べばよい。
(労働契約の内容は、労働者を採用する際に明示するよう『労働基準法(第15条第1項)』で定められている。)
就職後に契約内容と違っていたら、会社側の契約違反となり会社側の責任が問われる。問題は、「労働環境」だ。
「労働環境」は、「労働条件」より広い範囲を意味している。「労働環境」は、職場に配属され働いてみないとわからない。
労働契約通りだったとしても実際は「残業が多い」「有休が取りづらい」「賃金が思ったほど上がらない」「転勤を命じられる」など、不満を感じることがある。
指示される業務も上司との人間関係も、労働者からすればすべて「労働環境」である。
言いたいことは、「労働契約」といった規則は守られても「労働環境」は運用の実態なので、よい場合も悪い場合もあり確定できるものではない。
「労働環境」は、労働者の転職要因ともなる重要事項であるが、人によって感じ方が違う。同じ労働環境でも、「すごく嫌だ」と感じる人もいるし、「居心地がよい」と感じる人もいる。
労働環境は、制度や規程のように、正しい、正しくない、判例によれば合法、違法など明確な判断がしにくい。常識的な判断や働いている人の意識、その時の職場の状況によって判断され、成立するものだ。
その労働環境に大きな影響を与える要因は、「管理者のマネジメント」である。会社が労働者と約束した「労働契約」の順守を前提とした社員の活用と職場環境は、管理者の労務管理に委ねられている。(すなわち、制度運用の責任者は、職場の管理者ということだ。)
管理者のマネジメントは、職場全体だけでなくあなた個人にも強く影響を与える。「労働条件」は、実際には上司の判断によって運用されているからだ。上司による部下管理は、部下個々人によって異なることが、普通だ。
あなたが、快適な労働環境で働き続けたいのなら、自ら「快適な労働環境をつくる(守る)」努力をすることをお勧めする。その技術を身につけることによって、どのような会社でも、どのような上司にでも適応し、快適に仕事を続けることができる。
(あなたが、会社から快適な労働環境を保障されている人物なら、特別な取組みや努力も必要ない。)
《続く》
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上司への相談のポイントとコミュニケーション・スキル(まとめ)
さて、「上司への相談」をテーマに回数を重ねてきたが、参考になっただろうか。何か、一つでも実践してみたものがあっただろうか。
書き始めには、汎用性のある相談の仕方として、「ちゃんと相談する方法」を紹介する、と書いた。
ほとんどの人は、ブログの内容を確認程度で読み進めていたと思う。しかし、「相談の仕方」を教わっていない人も多いだろう。
それが原因で、問題を抱え込んで悩んだり、経験が少ないにもかかわらず自分で判断して失敗してしまう。ちゃんと相談しないので上司から注意され、相談が苦手になってしまう。
それでは、仕事も人間関係もうまくいかない。そもそも、人間関係が苦手な人向けに書いてきた。
読み返してみると、「ちゃんと相談する方法」とは基本的なことばかりで誰でもできることとわかる。学習機会で言えば、新入社員研修で学ぶ内容だ。
私が、新入社員研修を重視する点は、そこにある。仕事の基本は、新入社員研修で学ぶ。新入社員研修に参加できなかった人は、実務体験から学ぶことになるので習得が遅れたり、相当な個人の努力を必要とする。(きちんと教わらない人も多い。)
「指示を受ける」「報告」「連絡」と比較すれば、「相談」のコミュニケーションは、必要性の優先順位は低いかも知れない。仕事が順調で、あなたに心配や不安がなければ、「相談」の必要がないからだ。
もし、あなたが上司との最小限のコミュニケーションで仕事を続けたいと思っている(できるだけ相談したくない)のなら、指示された仕事を完璧にこなして、「相談することなんて、何もない」状態を維持すればよい。
しかし、実際には難しい話だ。状況は刻々と変わるし、仕事の全てを自分で統制できるわけではない。困ることや判断に迷うことも出てくる。自分のレベルを上げようと思ったら、課題も出てくる。
したがって、「相談」することを前提として仕事を進めることが現実的だ。ちゃんと相談すれば、上司もちゃんと応えてくれるはずだ。
あまり深刻に考えず、基本を守って「気楽に」相談してみよう。そこから「何か」が変わるはずだ。
《以上》
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