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「チームづくり」とは。

2021年06月25日

「チームづくりとは、単なる人の集まり(グループ)をチームにする作業です。 チーム・メンバーが積極的にチーム活動に参加し、課題を解決できるチームづくりを目指します。」 

○  チームづくりの基本的な考え方

 (1)チームの重要性

 最近は、個性の尊重や個人のキャリア開発などに注目したり、自分らしい生き方など「個人」に関心が向いています。

 このような「個人志向」の動きは、自分自身について考える機会を与えました。しかし、その反作用として「自己中心」の発想や言動、周囲の人への関心や配慮、共同を軽視するような風潮も見られます。

 このような風潮の反動としてチーム活動やチームづくりへの関心が高まっています。

(2)より大きな成果を上げるために

 組織は、日々変化する社会でより大きな成果が求められます。組織では、一人で仕事をするわけではありません。

 さまざまな個性をもったメンバーがチームとなり強みを活かすことで創造性が生まれ大きな成果を上げることができます。

 したがって、メンバーが活き活きと活動できるチームをつくることが必要なのです。

(3)チームで成果を上げるために

 これまでの職場にチームとしての活動を求められています。「これまでのやり方」を「これまで通りにおこなう」職場から「経験がないこと」を「考え・創造する」職場へと変わる必要があります。

 チームとして活動することでさまざまな課題を解決することができます。

 あなたには、「職場を変える発想・知識・技術」がありますか。それがあなたの悩みを解決するかも知れません。

《続く》・・・次回は、「チームづくり」の進め方をご紹介します。

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こんな職場は、あぶない。

2021年06月25日

 あなたの職場は、以下のようなことはありませんか。

 何となく、この職場は働きづらい、何となくうまくいかない。成果が出ない職場には、特徴があります。

 あなたが職場のリーダーや管理者であれば、すぐに「チームづくり」を検討しましょう。       

                ↓

①明確性-従来から存在しており発足の背景を誰も知らず、目的や目標、役割が不明確なまま活動している。

②リーダーシップ-職場に上司はいるが、役割や権限、責任、評価が曖昧なためモチベーションが低く、個人差が大きい。

③人間関係-個人的な好みや相性、上下関係を過度に重視するために学生時代の先輩後輩の関係や仲のよい友人関係のように、時に成果よりも優先される。

④メンバーの流動性-部下は固定されて、同じ職場で長く業務を担当するため熟練するが、代替することが困難となっている。

⑤時限性-期限厳守の意識が低く、その時々の担当者の仕事の進み具合で期限が変更される。

 会社に職場はたくさんあります。しかし、実際の職場はそれぞれ違います。実績は明らかですが、職場運営はよくわからないものです。

 そもそも、どのような職場が望ましいのか。人の集まりである職場をチームという概念で考えれば、要件もはっきりします。要件がわかれば点検することも改善することもできます。

 要は、職場を変えることができるのです。

《続く》・・・次回は、「チームづくり」をご紹介します。

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「職場」を「チーム」に変えよう!

2021年06月24日

 あなたが、職場の管理者やリーダーだったら職場をもっとよくするために、職場全体を変える視点をもとう。

 職場は、「目標」「業務計画」「業務設計」「業務分担」「業務改善」「人間関係」「チームワーク」「コミュニケーション」「部下指導」などの要素(部分)をマネジメントして目標を達成する。

 職場には、うまくいっている部分と改善すべき部分が混在している。それぞれは関連し、相互に影響を与えている。ある部分を直すと他の部分に影響し整合性をとる必要がある。

 職場は、うまくいかない部分があっても、全体として大体うまくいっていれば運営を続けることができる。

 古くなった建物や増築を繰り返した建物は、短期的には生活に支障がなくても、長く住むには不便で将来が不安だ。

 今の家を取り壊し更地にして、自分で設計した新しい家を建てることを考えてみる。家族の気持ちも変わるし、将来を見据えた間取りは、安全で住みやすい。新しい生活のルールを決めて、みんなで生活を楽しむ。

 新年度に向けて職場の基礎(コンセプト)をつくり直して、新しい職場を創る。新しい職場の目標(ビジョン)を示して、部下を引っ張る(リーダーシップ)。その時に、職場の要素を点検・改善して整合性をとり、職場を安定させ目標達成を目指す。

 「チーム・リーダー研修」では、チームづくりの方法を学ぶ。以下、研修資料から情報提供します。

           ↓

『チームとは、ある目的を達成するために協力して行動する人々の集まりです。チーム活動は、目的、目標、役割、方法、責任を明確にして進めます。』

■チームと職場

 チームと職場は、社員の集合体という点では同じです。チームでは、リーダーとメンバーと呼び、職場では上司と部下と呼びますが本質的な役割は同じです。 

 本来の職場は目標を達成するために業務の役割分担、業務の手順、手続きを決めて、責任の所在を明確にして協力して仕事を進めます。

 しかし、実際の職場はどうでしょうか。単に社員が集まって何となく仕事をしている場なら、その職場はチームとは言えません。

【チームとして機能している職場】※自分の職場をチェックしましょう。

①明確性-チーム発足の背景、目的、目標、成果、 役割などが明確に決まっている。

②リーダーシップ-目標を達成するためにリーダーが選ばれており、権限と責任を与えられ、モチベーションが高い。

③人間関係-お互いの役割やチームの課題解決を中心とした人間関係で、チームの目標達成のためにお互いが協力する。

④メンバーの 流動性-メンバーは状況により変わるとしても、役割が明確なため、短期間で対応することができる。

⑤時限性-チーム活動には期限があることが前提で、限られた時間で成果を上げようとする意識が高い。

 あなたの職場は、チームになっていますか?

《続く》

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「ちょうどよい」人との距離。

2021年06月23日

 「人間関係」の話が長くなったので、少し整理しよう。

 「人間関係」が転職の理由となることが多い。人間関係がうまくいかなかったからだ。

 「人間関係」がうまくいかず、転職を繰り返していては、あなたのキャリアは安定しない。人に敏感な人は、人に近づきすぎてうまくいかなかったり、人と離れすぎてうまくいかない。

 ダイバシティ時代の「人間関係」は、個人情報のシェアは難しい。近づきたい人は、やりづらい。離れたい人は少し楽になるけど、離れすぎると仕事がうまくいかない。

 「職場の人間関係」を「仕事の関係」と割り切ると個人情報は減り、仕事の情報はたくさんシェアされる。仕事で協力しやすくなり仕事の成果は上がる。

 「割り切った仕事の人間関係の職場」は、味気なく冷たいだろうか。雑談もなくつまらないだろうか。笑顔もなく黙々とただ仕事をするだけだろうか。

 それは少しネガティブだ。「仕事を中心とした人間関係の職場」はたくさんある。それは、仕事の成果を上げるためにプロが集まった「チーム」だ。

 今日的な仕事の進め方として「プロジェクト」がある。期間限定で「チーム」が編成され、成果を出して解散する。チーム・メンバーにも、人間関係がある。

 彼らは、お互いの「役割」を尊重し、お互いが責任を果たすことで信頼関係をつくり、お互いに認め合う。

 その人間関係には、「尊重」「責任」「信頼」「やさしさ」「厳しさ」「楽しさ」「刺激」「喜び」「充実感」「挫折感」「緊張」「成長」などの感情にあふれ、一体感がある。

 これからますます、仕事の成果が重要になる。そして難しくなる。人間関係がうまくいかないから仕事が進まないというのは、理由にならない。

 したがって、「人間関係に対する考え方」を学ぶ必要があるし、人とうまく接する技術を習得する必要がある。

 それでもやっぱり「人間関係」に悩む人たちがいる。そういう人たちも職場でみんなと一緒に働けたほうがよい。当事者同士で関係改善することはとても難しい。

 「職場の人間関係」を改善して、みんなで目標達成を目指す。それは管理者の「役割」だ。あなたの職場の管理者は、「役割」果たしてる? 

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「役割」を知ると、人間関係がよくなる。

2021年06月20日

 職場での自分の「役割」がはっきりして、一緒に働く人の「役割」知ると人間関係がよくなる。

 職場で自分は何をするのか、どこからどこまでが自分の役割の範囲なのか。それを知ることで、心が落ち着く。逆に、それだけに集中すればいいし、自分の役割の範囲内で責任をもてばいい、と考える。

 あいまいな状況に漠然とした不安を感じる人は多い。(これは、自分の役割なのか?これは、自分の責任になるのか?わからないと不安。)

 若手社員の研修で確認すると、自分の役割をはっきりと決められた方が働きやすいと答える。

 これは前向きな考えだ。責任感があるからこそ、はっきりさせたい。

 職場の役割分担は管理者の「役割」だ。「仕事の管理」をしている管理者は、部下が仕事をしやすい環境づくりの一環として、無理のない業務割当をおこなっている。

 「役割」を知るメリットのもう一つは、お互いに協力しやすい、ということだ。お互いの「役割」を知っているから、困っている時に協力できる。

 心の中で「何で私だけ残業なの?」「何でみんな、見て見ぬふりするの?」「何で誰も助けてくれないの?」と思ってしまう。こんな気持ちでは、人間関係はよくならないよね。

 誰が何をしてるか知らなければ、興味ももたない、状況もわからないので協力もしない。縦割り組織では、隣の人なのに声も掛けてくれないし、誰も助けてくれないので、働いていて気分がよくない。

 さて、管理者は、「役割」を果たしているか。管理者からすれば、「あいまい」にしている理由もある。「あいまい」とは、柔軟性があるとも言える。

 「役割」を細分まで、はっきりさせてしまうと「自分の役割以外はやらない」「自分の役割にだけこだわる」という、硬直化した職場になってしまう。

 それを管理者は嫌う。職場は「業務担当の役割」だけでは割り切れない「状況に応じた役割」がある。職場全体の成果を出すためには、状況に対応して「何とかする」ことが必要なのだ。

 それに実際には、誰の役割と決まってないけど時々発生する役割もある。

 管理者には、状況が変化した時、柔軟に対応するために「調整する役割」もある。業務担当者には、そんな管理者の「役割」も知ってほしい。一緒に仕事をしているからね。

 自分の「役割」を知れば、心が落ちつく。相手の「役割」を知れば協力できる。「管理者の役割」を知れば、管理者との接し方(関係づくり)がわかる。

 みんなが「役割」を果たせば、職場の成果が出る。そうなれば「職場の人間関係」も必ずよくなる。

 「お互いに、がんばった」ことを認めるので「信頼関係」ができるからだ。

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