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最初の会社で、どれだけ注意された?

2021年06月15日

 「職場の人間関係」は、学校を卒業して社会に出て、会社に入って初めて経験する人間関係だ。

 これまでの人間関係と全く違うので戸惑うのも当たり前だし、うまくいかなくても仕方ない。

 自分のことをよく理解してくれている人との関係、あたたかく優しい人たちとの関係、同世代の気の合う人たちとの関係で育っている人には、特にギャップが大きいのでよくわからないことも多いだろう。

 大人や年上の人、様々な世代の人たちとの交流経験が多い人は、比較的適応しやすいかもしれない。

 職場の人たちが、「理解してくれない」「優しくない」「同性代がいない」というわけではない。これまで関係していた人と「同じではない」という意味だ。

 「同じではない」には、理由がある。それが分からないと、相手が嫌いになったり苦手になったり、自信をなくしたり、悩んだりしてしまう。

 これまでの人間関係とは違うんだよ、と教えてくれるのが最初の会社、最初の職場、最初の上司だ。学校教育の「教え、学ぶ」とは、ちょっと違う。

 「注意する」という方法で、教えられる(指導される)ことが多い。この注意という指導自体に抵抗する人もいる。最適の指導とは言えないけれど、職場では必要な指導だ。

 あなたの言動が不十分、状況に合っていない時に「注意される」。そこには理由があるわけで、「注意される」ことによって、知り、理解し、身につけていく。やがて適応していく。

 特に「働く基本」は、仕事をする過程で注意されて学んでいくものが多い。指導法としては、「微に入り細に入り」説明をして理解させるよりも、「注意する」ほうがインパクトがあって、早く行動させやすいからだ。経験値が増えれば、注意された理由も自分でわかってくる。

 最初の会社の一年目に、どれだけ注意されただろうか。「働く基本」は、一年目で学び身につけることだ。今なら「注意される」ことが、いかに大事なことだったか、分かるだろうか。

 たくさん注意された人が、後に大きく成長する。

「あいさつの仕方」「言葉使い」「言い方」「気遣い」「言っていいこと、悪いこと」「目上の人に対する態度」などは、よい人間関係をつくるうえでの基礎である。

 注意してくれる人を、にらんではいけない。注意してくれる人の前で、ふてくされてはいけない。(これも会社に入って学ぶこと、再確認すること。)

 上司 「今度、中途で入ってきたやついるだろ。あいつにちょっと注意したらにらまれたよ。」

 プロパー社員 「へぇ、やばいですね。」

 上司 「うん、逆切れされても困るし、パワハラとか言い出すかも。」

 プロパー社員 「そうですね。前の会社でもそうだったんじゃないですか。」

 上司 「そうだなぁ。じゃあ、ほっとくか。」

 


【研修所感】職場を知れば、「人間関係」を変えられる。

2021年06月14日

 「職場」は、会社組織にある「職務を遂行する場所」だ。職務とは仕事のことで、職場には仕事をするために雇われている人がいる。その人たちは仕事をすることで報酬を得ている。

 職場は、仕事がうまくいくように運営している。そのために「目標」「役割分担」「手順」「スケジュール」「期限」「規定」などを決めている。

 そのほうが、効率がよいし、生産性が上がるし、ミスが減るし、お互いに協力しやすいからだ。その結果、成果が上がる。成果が上がることで、働く人は充実感を得て、意欲が高まる。成果によって報酬が増える可能性もある。

 職場とは、そういうところなのだ。

 多くの人は職場運営を理解しているので、積極的に参加し、一生懸命働いてお互いに協力する。

 しかし、理解しない人、同じように行動しない人とは、よい人間関係にならない。その人は、どんな人物であれ職場のリスク(迷惑な人、ともいう)と考えるからだ。

 もしかしたら、職場の目標が達成できないかもしれない。自分の評価が下がるかもしれない。報酬が減るかもしれない。今日は残業になるかもしれない。

 したがって、職場運営に協力しない人、貢献する努力をしない人は、職場の人たちとの人間関係が、よくならない。 

 あなたに対する興味や関心は、個人的なことよりも、「仕事をちゃんとやる人か。職場にどれだけ貢献してくれるか。」ということ。

 あなたの「職場の人間関係」がうまくいかない原因はありましたか。「人間関係」をもっとよくするために、何をしますか。考えてみましょう。


【研修所感】人間関係には、いろいろある。

2021年06月13日

 人は、経験を通して多くを学ぶ。「人間関係」もその一つで、生まれてから常に身近にあり、大事なものであり、様々な経験を通して「人間関係はどうあるべきか」自分の考えをもつようになる。

 子供から大人へ成長するにつれ、多くの人たちとの関係に影響を受け、対人関係における自分の特長や傾向が形成される。だから、人それぞれの人間関係論があり、対処法があり、適応能力に差が出る。

 あなたの課題である「人間関係」を、転職を機会に考えてみよう。「考える」⇒「理解する」⇒「行動する」ことによって、自分を変えることができる。転職は、環境が変わるので、新しい人間関係をつくるチャンスだからね。

 さて、「考える」ためには新しい知識を得ることが有効だ。今の知識を元に考えても同じ結論にしか至らない。ここに、学習の意味がある。

「人間関係」は幅広く奥深いテーマなので、考える範囲を限定したほうが理解しやすい。

 今、あなたが考えるべき「人間関係」は、「職場の人間関係」だ。キャリア形成に直接関係する人たちとの関係に限定して考えてみる。 

 すなわち、一般的に人間関係は、「親子関係」「兄弟関係」「親戚関係」「先輩後輩関係」「友人関係」「夫婦関係」といろいろある。これらは、「職場の人間関係」とは、別ものだ。

 「職場の人間関係」を、よりよいものにすることが目的なので、まず、「職場」「職場の人たち」「その人との関係」を知る。そうすれば、自ずと対処法が見えてくる。

≪続く≫

 


【研修所感】自分の人間関係論を考えるチャンス。

2021年06月13日

 あなたが望んでいる職場の人間関係は、間違いではありません。むしろ、本来の姿かもしれません。あなたには、それが当たり前だし、むしろおかしいのは周りの人たちと思えるのでしょう。

 あなたが、職場の人間関係に悩み、体調を崩したり転職の理由となってしまうことはとても残念です。なぜなら、どのような会社に転職したとしても、そこには常に人間関係があります。

 その都度、転職を考えていたらあなたのキャリアはとても不安定になってしまいます。

 大事なことは、どのような職場であろうと、あなたらしく働き安定したキャリアを歩むことです。そのためには、今のあなたを「変える」、「適応する力をつける」ことも考えてみましょう。

今回の転職は、よいチャンスです。

 あなたが、悩み、考えてきた「人間関係」を改めて考えることには抵抗があるかも知れませんが、このままでは同じことの繰り返しです。

※まず、あなたの職場がコンプライアンスの範囲内で運営されていることを確認しましょう。セクハラやパワハラなどの嫌がらせの事実があれば、対処法は全く別になります。例え、人間関係に原因があったとしても、そのような「事実」があれば、まずその解決が先です。

≪続く≫

 

 


【研修所感】人に敏感な人へ。

2021年06月11日

 あなたは、一緒に仕事をする人との関係をとても気にする、人に敏感な人ですね。誰とでも仲良くしていたいし、理解し合いたい。お互いに関心をもって協力して仕事ができる人間関係に満足や安心を感じる。

 そんな人間関係でないと不満を感じる。「声を掛けても返事をしない」「声を掛けてくれない」「話が合わない」「私に冷たい感じがする」「本音を言ってくれない」「賛成してくれない」「怖い顔してる」「理詰めで話してくる」・・・

 明るくて、協力的で、みんなのことを考えていて、一生懸命やっているのに、何でうまくいかなかったのか、なぜ、よい人間関係がつくれないのか。

≪続く≫


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