新着情報


【研修所感】報告をおろそかにするな。

2021年06月10日

 仕事ができるあなたへのアドバイスの二つ目は、「報告」だ。自分が思うほど評価されていないのでは?

 それは、あなたの報告の仕方に原因があるかも知れません。

 仕事を終えて、「終わりました」と報告する。それでは、評価は上がらない。当たり前のことをしただけだからだ。それは、もったいないね。

 評価を上げたかったら(公正な評価を受けたかったら)、自社の人事評価制度を研究し、十分に活用しよう。

 結果報告だけなら、「成績評価」の対象にしかならない。どのような過程で仕事をしたのか、どのように努力をしたのか報告すれば、「能力評価」と「情意評価」も上がる。

 一般的な人事評価は、「成績評価」「能力評価」「情意評価」の三点セットで評点する。評価基準を満たせばあなたは昇級・昇給する仕組みだ。

 あなたの評価基準は、等級・資格別で決まっている。あなたの評価が上位等級の基準を満たしていれば、近い将来昇級する可能性が高い。

 問題は、あなたが自分の評価基準を知っていて働いているか。自分の仕事が評価基準を満たしていることを、報告しているか。もっと言えば、上司に理解されているか。(そこが評価を上げる報告のポイントだ。) 

 上司は、部下の報告を受けて評価する。もちろん、同じ職場にいれば日常の勤務態度や職場での行動を評価しているが、「報告」は公式的な場だし上司の印象に残るので、おろそかにしてはいけない。(在宅勤務の部下の評価は、正直難しいよ。)

 メール一本、「結果報告」だけで終えるなんて、「私の仕事ぶりを知らないでください」「私は、評価されたくないです」と言っているようなものだ。

 仕事の「結果」にこだわる人は、「過程」を軽視する傾向がある。「過程」は、評価の対象であり、低等級者ほど評価ウェイトが高い。人事評価制度は、「よい過程」を経て「よい成果」を上げることを重視している。

 だから、どのような能力を活用し、どのような態度で取り組んだか、等級・資格別で基準に設定している。

 そうしないと、過剰な成果主義によって「何をやっても結果を残せばいい」「不正をしても見つからなければいい」と判断する社員に育ってしまうからだ。

 言いたいことは、仕事は「指示」に始まり「報告」で終わる。正しい「報告」をしなければ、公正な評価は得られない、ということだ。

 あなたが、もっと考えて「報告」をしたら、上司はあなたのことを理解してくれて、あなたの評価はもっとよくなるはずだ。今日からやってみよう。


【研修所感】仕事ができる人の落とし穴。

2021年06月09日

 仕事ができる人ほど、仕事に強いこだわりをもっている。もっとうまく仕事をしたいし、もっとよい結果を出したい。それが、モチベーションでありプライドだ。

 そんなあなたへのアドバイスは、2つある。1つは、「指示」の理解と確認だ。あなたの仕事は、上司の「指示」から始まる。

 「ボタンの掛け違い」の例えがあるね。最初に「指示」を正しく理解しないと、仕事を間違った方向にどんどん進めてしまう。結果、上司の望む結果とは違ったものになり失敗する。

 仕事ができるあなたは、「指示」を聞いて、早速仕事に取り掛かるだろう。そこに仕事ができる人の落とし穴がある。

 自分の勝手な「思い込み」や「判断」で、大事なことを確認しないで仕事を進めてしまう。

 「指示が分からない、と思われたくない」「自分の判断が正しい」「前の仕事と一緒だから今回も」「早く仕事を始めたい」「確認は、めんどくさい」「上司も忙しいから」「この上司と長く話したくない」などなど、思うのだろうか。

 上司は、こういう部下が一番困るし、勝手に判断して勝手に仕事を進めて、失敗する部下が嫌いだ。

 「あなたが、はっきりと指示しないからでしょう!」と心の中で思ったとしても、上司に言えますか?言ったら、「君がよく確認しないからだろう?」と言われそう。

 言わなかったら、ストレスがたまるよね。言いたいことを言わないのだから。

 イライラしてもしょうがない。正解は、指示された時に、「大事なことは、あなたが確認する」こと。上司の指示が仕事の要件を満たしているとは限らない。 次の点を確認しよう。

 その仕事、①なぜ(仕事の背景)②何のために(目的)③何を(業務)④いつまでに(期限)⑤目標(どのレベルまで)⑥どんなやり方で(方法)⑦誰に(顧客・利用者)⑧いくらで(予算・費用)⑨誰と(協力者)、やるのか。

 要は、仕事の仕様だね。外部からの依頼は仕様書をつくり契約書を交わす。上司からの指示も約束なので、担当する業務の仕様を明確にしてから始める。もちろん、日常業務は、口頭でかまわない。

 仕様を確認したら、落ち着いて自分のペースで進めて結果を出せばいい。

《続く》

 

  

 


【研修所感】仕事にこだわる人へ。

2021年06月09日

 あなたは、仕事の過程と結果に価値を感じる人ですね。自分の計画通りに仕事を進めたいし、成果を出すことで満足を感じる。

 それが、うまくいかないと不満を感じる。「仕事がスムーズにいかない」「自分の仕事を邪魔される」「期限に遅れる」「目標未達」「注意される」「やり直しを命じられる」「不具合が発生した」・・・・

 責任感が強くてプライドがあり、努力家、向上心もある。それなのに、何でうまくいかなかったのか、なぜ、自分が思うほど成果が出ないのか。周りから認められないのか。

 あなたには、就業経験があり、仕事に必要な知識や能力もある。採用基準を満たしているので採用された。その点は、自信をもつべきだし、すごいことだ。

 あなたのキャリアを満足させる方法は、一つだけ。仕事の成果を上げること。

 今のあなたは、一般職で採用された部下の立場。さて、自分をどう変えたらいいのか。

《続く》


転職初心者の勘違い。

2021年06月08日

 自分に合っている(と思う)会社が見つかると思う?4社転職経験あるベテランだけど、わたしの経験からするとないよ。

 見つかるまで、転職繰り返すつもり?年だけは確実にとるね。それは間違いない。短い就業期間では有益なキャリアと認められない。

 転職活動って前向きで努力していて、夢を追いかけているようだけど、うまくいかないことが多い。

 よいと思って転職して入った会社も職場や担当業務を自分で選べるわけではないし、もちろん上司も選べない。残業だって実際にはあるかも知れないし、有給とれないぐらい忙しいかも知れない。採用面接の話と現場では全く違うこともある。

 自分が人事異動することもあるし、すばらしい上司が異動することもある。要は、変数がやたらと多いので確かなことは入社してみないと分からない。入社してからも分からない。

 自分で体験して確かめたいなら、転職1回~2回ぐらいで気づこう。20代前半ならまだプロパーと競争して地位を確立できる。

 お勧めは、会社で自分が快適に仕事ができる環境をつくる能力、自分が職場に適応する能力を身につけること。

 働く環境は、漠然としていて掴みどころがない存在なので、絶対可能とは言えない。けれど粘り強く対応して自分が働く環境を確保しよう。それが、会社で生きていく、現実的な術というものだ。

 

 


【研修所感】転職の理由とこれから。

2021年06月08日

 あなたは、なぜ転職しようと思ったのですか。

 それは、あなたが大事だと思っていることが、うまくいかない、不十分、不満だったから、ではないですか。

 一般的に転職する理由は、「仕事」「人間関係」「労働条件」の3つ。

 「仕事」のやり方や結果にこだわる人。「人間関係」をすごく気にする人。「労働条件」を重視する人。人によって違うし、それによい悪いはない。

 この3つは、あなたが会社で働くうえで大事だと思っている価値観。その価値観は転職までして守りたいもの、手に入れたいもの、我慢できないものだ。

 転職で成功するには、まず自分の価値観を知ること。(好き、嫌いでもよい。)

 そして、価値観に合った会社、キャリアを選ぶこと。更に、新しい環境で自分が満足できるように努力すること。(※出向先でも同じですよ、Mさん。)

 自分の価値観に合わないと、納得できないしイライラする。ストレスがたまりよい結果が出ない。それでは、転職を繰り返すことになる。

 転職先は、あなた個人のために環境を整えてくれるわけではない。しかし、あなたが環境に適応するための変わる努力をすれば、これまでの経験を活かして、長く働き活躍することができる。

 あなたは自分の何を変える?


≪ 過去の記事 | 新しい記事 ≫