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【研修所感】転職は、自分を変える最大のチャンス。
あなたは、子供のころ転校した経験がありますか。新しい学校、新しいクラス、新しいクラスメート、環境が変わる。
転校先では自分のことは誰も知らない。それは、自分を変える最大のチャンスだね。ゲームのリセットに似ている。キャリアのリセットは、そう何度もない。
考えようによっては、キャリア形成もゲームのようなものだ。 ルールをよく研究して、強い意思があれば望むものが手に入る。
言いたいことは、転職で成功するには、転職先の会社のルールをよく理解して、自分の目標を達成する努力を続けること。
まず、就業規則を熟読しよう。何を守らないといけないのか。何が許されて、何が許されないのか。
そして、目標管理制度、人事評価制度の仕組みを研究しよう。この会社ではどのように目標が決まるのか。何がどう評価されるのか。どれだけ評価されたら、どのように昇級、昇進するのか。
そして、配属された職場の業務手順や手続き。その会社独特の習慣もある。
ルールがわからなければ戦いようがないし、失敗ばかりで成功しない。プロパーのキャリア形成にも言えることだが、彼らはあなたより熟知している。
≪続く≫
【研修所感】遠慮はいらない。
キャリア採用のあなたは、遠慮してはいけない。
自分は新参者だから、前の会社ではやりすぎて失敗したので、今度の会社ではおとなしくしていよう。そんなこと、思っていますか。
気持ちはわかるけど、採用した側はそんなこと望んでいない。それでは逆効果。第二新卒ではないのだから。
指示通り仕事をするだけなら、プロパーの新人がいるし、もっとコストの安い契約社員や派遣社員を選んでいる。
キャリア採用は、事業に積極的に参画することを期待されている。何のために、他の会社で活躍していたあなたを採用したのか。
それは、自社にない他社のノウハウをあなたを通して社内に取り入れたいからだ。仕事のノウハウは、人を通して伝えられる。だから、指示された業務を黙々とこなしているだけでは、評価されないのだ。
あなたは、報酬に値する「価値」を提供できるだろうか。あなたは、安定した仕事と引き換えに、これまでのキャリアで得た知識や技術を提供する。
キャリア採用の存在とは、そういうものなのだ。採用面接では、いろいろ言ったかも知れないが本当にできなくてはいけない。
今からでも遅くない。「キャリアの棚卸し」をしよう。自分が何をしてきて、何を身につけたのか。だから、どんな貢献ができるのか。
経験⇒学び⇒一般化⇒提案⇒成果まで、はっきりさせてこそあなた個人のノウハウだ。あなたは、人の役に立つこと、会社に貢献できることを必ずもっている。自分でわかってる?
それは、講師が教えることではない。キャリア研修では、転職先での「自分の活かし方」を学ぶ。
「前の会社では、〇〇でしたけどね。」「こちらでは、何で〇〇してるのですか?おかしいですよね。」
前の会社と比較することで、気づくことは多い。プロパーにはない視点なので価値がある。しかし、批判や否定に「聞こえる」言い方はNGだ。
あなたの言っていることは間違いではないが、言う前に相手にどう理解されるか(受け取られるか)、冷静に考えよう。こんなところで失点(評価を下げる)したらもったいないよ。
「今、このやり方でやっていますが、こんな方法もありますよ。このやり方には、こんなメリットがあります。実際にこれだけの実績が出た例があります。詳しく説明しましょうか?」
あなたは、おとなしくしていてもダメ、まじめに仕事をしているだけでもダメ。遠慮しないで「提案」をしよう。
提案が採用されなくても、「提案」したことで評価が上がる。自分の「存在価値」を正しくアピールしよう。そうしたら、きっと今回の転職は成功する。
●遠慮する気持ちを、積極的な気持ちに変える。
●これまでの言い方を、受け入れられる言い方に変える。
※ダイバシティ(多様性)の実際は、こんなことが大事。
【研修所感】これで最後にしよう。
5月のキャリア研修、オンライン。中途採用の人たちが集まった。
「転職はこれで、最後にしよう。」
モニター越しに「転職回数、指の数で教えて。言いたくない人はグーで。」
一本、二本、三本・・・。20代後半、年齢はバラバラ、女性も男性もいる。
こちらは、転職4回で独立。20年目。今回の研修の講師としては適任ではないか。転職のベテランだからね。
比較的安定している会社だし福利厚生もしっかりしている。みんな、もう30才手前だし、仕事も会社勤めの経験もあるので、落ち着いてキャリアをつくった方がよい。
研修をやっていればわかる。みんな優秀だ。技術系が多く、偏差値も高そうだ。ただ、前の会社になじめなかった、ブラック企業だった、上司ともめた、やりたい仕事がなかった。ブレイクアウトルームでは、本音が飛び交う。
もったいないなぁ、と思うが、転職が悪いわけではない。その経験を活かして自分の望むキャリアを歩めばよい。
ただ、会社に入って成功するには時間が必要だということを学んでほしい。その時間は、あなたが会社や上司、周りの人の信頼を得るための時間だ。
そして、会社は、より信頼できる社員に地位と権限と報酬を与える。
会社に評価されなければ、仕事をしていても面白くないね。人から信頼を得るのは本当に大変。長く働く覚悟を決めよう。
プロパーは、その会社であなたよりもっと長い時間、頑張っているからね。
あなたは、今日も信頼を得る努力をしているだろうか。「信頼」を得るために、どうする?
今日も、メモろう。
「継続は力なり」と言うが、自分を変えたければ「新しいことを始める」ことと「始めたことを続ける」ことが大事だ。
続ければ習慣になるので「当たり前」になる。「当たり前」になったら、もう苦痛ではないし、それだけで「過去の自分」とは違う。
通勤途中で今日の一日をイメージしよう。午前中にやること、午後にやること。退勤時間までの予定を決めよう。そして退勤してからの「お楽しみ」をイメージしよう。
通勤途中、駅まで歩いている間に、電車の中で、マイカーの中で考える。余裕があったらその時点でメモをする。
(リモート・ワークの人は、ちょっと工夫が必要だね。軽くウォーキングでもしてみようか。)
出社してデスクに座ったら、頭で整理しておいた今日のスケジュールを、直ぐに箇条書きでメモに書く。自分で納得したら、手帳に清書する。
(手帳に何度も書き直しをするのが嫌な人は、メモを多用して、間違ったらどんどん千切って捨てよう。メモ用紙はそういう使い方をする紙切れなのだ)
メモを折りたたんでおいて、用件が済んだらその都度、項目に線を引いて消す。線で消す作業で、「達成感」が味わえる。気持ちがリセットする。デジタルでは難しい。今日の残りの仕事が一目瞭然なのでモチベーションも上がる。
メモの箇条書きがすべて線で消せたら1日の終わり。「自分は、やるべきことをやった」と自分をほめよう。
メモを見ながら「今日の振り返り」をして手帳に清書して、メモは破ろう。「メモを破る」作業が、「今日の仕事は、もう終わり!」と気持ちを切り替えるきっかけとなる。
「紙を破る」って、ちょっと乱暴な感じがするので慎重になる。本当に破っていいのか。それだけ、「振り返り」が真剣になる。やってみて。
そうしたら、もうプライベートの時間なので自分を仕事から解放してあげよう。
「できるようになる」研修プログラムとは②
それは「ロールプレイング(役割演技法)」です。
役割演技法は、ビジネス・マナーの状況(ケース)を設定して、登場人物を演ずることでマナーを習得する方法です。実際の職場で求められるビジネス・マナーに対応するたの訓練法です。
私のプログラムでは、知る⇒理解する⇒できる、だけでは、まだ不十分で「状況に対応できるようになる」レベルまでやる。そのためには、状況を設定してシナリオをつくり、一連のビジネス・マナーの流れを最初から最後まで、通しでおこなう。
短い演劇(7分~10分程度)をチーム制でおこなう。講師が大まかな状況を提示した後、各チームが配役、セリフを決め必要なマナーを練習して「ロールプレイング・コンテスト」に参加する。
「状況対応力」を身につけるために、講師が「上司役」で参加する。新人は、自分たちでつくったシナリオをに沿って、必死でセリフを暗記して「セリフ合わせ」の練習をしてコンテストに望むが、「上司役」がアドリブを入れてシナリオ通りにはさせない。
「こんな時、どうする?」それが職場で求められるビジネス・マナーだ。各論だけを学んでも、総合力と対応力がなければ、職場では役に立たない。
ビジネス・マナーは、「仕事の作法」なので上司の指示を受けて、仕事をして、上司へ報告することでコンテストは終了する。
基本は、6人制のチーム対抗でおこなうが、6人の配役がそれぞれ違ったビジネス・マナーを披露するので、幅広く学ぶことができる。
(新人・先輩社員・受付・顧客などなど、登場人物を自由に設定できる)
他チームは、観客としてコンテストを見るが、コンテストが終わるごとに全員で「振り返り」をおこなう。更に、審査員による評価で優勝チームを決定する。
「審査員」は、役員や研修担当者、他チームの代表者から選出する。
このプログラムのメリットは、「状況対応力の向上」「主体的なチームワークの実践」「責任感の醸成」などとても多く、真剣かつ楽しく学べるプログラムだ。
ブログでの説明は、ここまでにします。プログラムにご興味のある方はまずメールにてご連絡ください。