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あとがきのあとがき(画像付き)
営業の教科書【初級編】は、昨年の6月に書き上げた冊子の改訂版です。
この冊子は、初めて営業という仕事を始める新人営業向けの読み物です。営業がどんな仕事なのか知ってもらうために書きました。
本書でも触れている集合研修では研修用のテキストを使い、営業能力の開発をおこないます。本書は、研修に参加する前の「副読本」としても活用しています。
「営業」が、事業を続けるうえで如何に大事であるかは、今更言うことではありませんね。厳しい経営環境であれば尚更、実感します。本当の話です。
どの業種もコロナ禍で苦労されていることと思いますが、顧客との取引があれば売上を確保できるので、会社は倒産することはありません。
企業経営にとって「新規顧客の開拓」と「既存顧客の維持・拡大」は永遠の課題です。もちろん、それが営業の役割でもありますので責任は重大です。
どのような販売・受注方法を選択するかは、経営者の判断です。「営業人材の活用」「通信販売」「ネット販売」「代理店・特約店の活用」「広告・宣伝」などなどあります。
自社で営業を採用し、“人の力”で販売する方針なら「営業の育成と成長」は経営の重要課題です。
営業の成長の仕方は、本書に書いてある通りです。せっかく営業職として就職できた若手営業が、営業がうまくいかずに辞めてしまうのはとても残念です。
少なくとも「営業についての十分な教育訓練」を受けて、営業活動を本気でやった上で自分のキャリアを決めてほしいと思います。
営業の教科書【初級編】は、一冊550円(消費税込み)で販売しています。


以上
■あとがき
本書に書いてあることは、私自身の30年余りの営業経験と先輩営業のご指導の体験がもとになっています。そして、今も活用している効果的な営業法です。
当時の私はあなたと同じ若手営業でした。決して抜群の成績を上げている営業ではありませんでした。自分なりの営業(自己流で自分中心の営業)をして、日々悩んでいました。
もっと早く営業の基本をしっかり学んでいれば「もっと早く実績が上がったのに」「もっと楽しく営業ができたのに」と思います。
営業をはじめてしばらくは、営業がつらくてやめたいと思うこともあるでしょう。しかし営業という仕事がわかってきて基本が身についてくると実績はどんどん上がっていきます。
そうなると営業はすごく楽しくなるのです。それまでは辛抱です。あなたの営業キャリアは「初級」を卒業して「中級」へと進級します。
あなたの営業としての成長を心より願っています。
株式会社メッツ・コンサルティング
代表取締役社長 新井陽二
≪第5章のまとめ≫
会社や上司、先輩営業はあなたが成長することを望んでいます。積極的に学ぼうとするあなたをあたたかい目で見守っています。あなたから協力を求められれば“何とかしてやろう”と思うものです。
営業の学習は自分一人では、十分な成果が出ません。上司や先輩営業の指導やお客さまの叱咤激励があって営業は成長します。
一方、自ら学ぼうとしない営業やなんでも他人のせいにする営業には厳しく接します。「それは違う」「このままでは、成長しない」とわかっているからです。
要は、営業学習の成果はあなたの心構えと努力しだいなのです。
《以上》
≪研修学習のポイント≫
・ノートや筆記用具を準備し、開講時間に遅れずに参加する。
・講義内容をメモする。特にテキストにない講師が話す経験談や強調点。
・質問をたくさんする。(自分の営業に置き換えて、どう活かしたらよいか?)
・営業同志の討議は積極的に参加する。(話す、質問する、聴く、理解する)
・商談練習では、自分の実力を試す。(自分の商談力がどの程度か、他の営業と比べて確認する)
・研修の「何を」「どう活かすか」自分で結論を出し、必ず実行する。
《続く》
〇その3 研修会で学ぶ方法【集合教育】
「研修会」とは営業をテーマに参加者が集まって切磋琢磨(営業同士が共に学び向上すること)して学ぶ場です。
研修会ではさまざまな「専門知識」を学び「能力」を身につけることができます。会社で主催する場合は、社内講師や外部講師を招き知識や商談技術などを習得します。
研修会では、あなたの会社で実績を上げてきた先輩や商品開発にたずさわった方、営業規則などをつくった部署の担当者などが登壇し必要な情報を提供してくれます。
外部講師は、営業の心構えや体験談、商談の技術などを教えてくれます。またロールプレイングなどの方法で商談訓練をおこないます。
商工会議所などの公的機関や研修会社が開催する研修もあります。どのような研修であっても、営業時間を割いて研修会に参加しますのでおおくを学び営業に活かしましょう。
《続く》