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〇その2 自分で勉強する方法【自己啓発】

2021年04月20日

 「自己啓発」は、自分で計画を立てて自分のペースで学ぶことができます。「自己啓発」に向いている学習は「知識」です。

 「会社」「商品」「業界」など営業として知っておくべきことは商品カタログや社内資料、専門誌、インターネット情報などから覚えます。膨大な情報量があるので基礎知識から少しづつ覚えましょう。

 「知識習得」は暗記することが目的ではありません。どの情報がどこにあるかわかっており、すぐに活用できることが大切です。今の営業は会社がタブレット端末を貸与するなど情報化が進んでいます。

 機器の使い方に精通すれば暗記の必要はありません。(※今の営業は覚えきれないぐらいの情報を活用するのです)

 そうは言っても知識は頭のなかにあったほうが早くて便利です。日中は訪問活動を優先して、移動時間や空き時間を利用して勉強します。知識に自信がつくまでは、プライベートの時間であっても自分の成長のために積極的に勉強しましょう。

 基礎知識を早く習得できれば、自信がついて気持ちに余裕ができます。

 またお客さまとの雑談などは、営業と直接関係のない世の中の話題や教養も役に立ちます。新聞やネットニュースなどに目を通し幅広く「知識」を増やしましょう。また自分の趣味のはなしが、お客さまとの距離を縮めることだってあるのです。

 「知識習得」の他に、自分でできる「振り返り」という学習方法があります。1日の営業活動(『第4章 新人営業の一日(例)参照』)を振り返り改善を検討する方法です。

 はっきり答えがでないことも多いですが、何らかの改善を考えましょう。

(※準備をしっかりする。約束におくれないように早めに移動する、など)

 必ず、毎日おこないます。

《続く》


≪OJTを受けるポイント≫

2021年04月19日

・先輩営業に関心をもち、仕事ぶりを観察する。よいところを見つける。

・どうしたら「先輩営業に気分よく指導してもらえるか」考えましょう。

 (先輩とコミュニケーションをとる。先輩の仕事を率先して手伝う、など)

・「資料に書いてあることをわざわざ聞くな。経験を聞け!」

・経験者からは「知恵」を学べ。(困ったとき、どうすればいいか)

・先輩営業の「よいところ」も「わるいところ」もすべて学べ。 

《続く》


(2)営業の3つの学習法

2021年04月18日

〇その1 先輩営業から学ぶ方法【職場内教育】

  もっとも効果的な学習方法は、経験者から直接指導を受けることです。職場には、経験のある先輩営業がいます。先輩営業から職場で指導を受けることを職場内教育(OJT:オージェイティ)といいます。

 先輩営業にも「自分の営業活動」があるので迷惑をかけない範囲で自分から指導をお願いします。先輩は会社から「新人指導」を命じられている場合もありますが、あなたの学ぶ姿勢や教わる態度でOJTの成果は大きく変わります。

 会社では(学校と違って)「教えてくれるのが当たり前」ではありません。OJTで教わるべきは「経験者の知恵」と「営業で必要な対応力」です。

 パンフレットや資料などに書いてある「知識」をわざわざ聞くのは先輩の時間をムダにします。「こんな時は、どんな準備が必要ですか?」「こんな時は、どう対応されましたか?」「私はこうしようと思いますが、先輩はどう思いますか?」といった 経験や意見を聞くことが効果的です。

 あなたは自分で勉強しようとしても最初は何から学べばよいかわからないでしょう。

 まず先輩営業に「新人の頃はどのような勉強をされていましたか?」と経験を聞いて参考にしましょう。

 もっとも効果的なOJTは、先輩営業にお客さま役になっていただく「商談練習」です。お客さまとの商談は新人営業の大きな課題です。

 先輩営業も経験がありますので「お客さま役をやってください」とお願いすれば協力してくれるでしょう。どのような場面を練習したいのか相談して先輩営業の都合を優先しておこないます。

 例え5分間でも、毎日繰り返し練習することで「商談能力」は飛躍的に高まります。

 OJTでは「態度」も学びます。営業に必要な「態度」は、会社員としての振る舞いや目上の人との接し方、お客さまへの対応、商談の進め方などあらゆる場面で見られます。

 この「態度」の良し悪しは自分ではわかりませんので先輩から「注意」してもらい覚えていくものです。

 「態度」の良し悪しを判断するのは相手ですから、あなたが「自分は、これでいいんだ」と言ったら成長はありません。先輩から注意されるたびに改善されるものです。(※先輩から注意されても、決していやな顔をしてはいけません)

 最後に次のことを覚えておきましょう。先輩営業だって成長の途中です。指導に対して不平不満をいうのは控えましょう。

 先輩営業は「よいところ」も「わるいところ」も見せてくれます。「よいところ」は見習い「わるいところ」は「あれは、やってはいけないこと」と学べばよいのです。

 これを「反面教師」といいます。

《続く》


〇営業実績=知識×能力×態度

2021年04月17日

 営業という仕事は幅広く奥深いものですから学ぶことはたくさんあります。営業に必要な学習は、知識と能力と態度の3つに整理することができます。

 実績を上げている営業は、豊富な知識と高い商談能力、よい態度をバランスよく習得しています。 

 例えば、知識が豊富でも説明がへたではお客さまに伝わらないのでダメ。知識と能力があっても態度が悪いとお客さまに嫌われてダメ。能力があって態度がよくても知識がなければお客さまの質問に答えられないので、やはり実績は上がりません。(※掛け算をイメージしましょう)

 得意不得意はあるかも知れませんが、この3つの要素をバランスよく習得することが営業学習のポイントです。

 知識や能力、態度が身についてくれば、自分の成長を感じて「やる気」が続きます。

《続く》


〇営業を学ぶ準備

2021年04月16日

 あなたは、会社に入って営業をするわけですからその会社の営業について学ぶ必要があります。営業を学ぶ準備として次の項目を整理しましょう。

 あなたは「誰に(お客さま)」「何を(商品・サービス)」「いくらで(価格)」「どこで(担当地域や取引先)」「どうやって(販売方法・規則)」「何を守って(法律・規則)」売るのか。

 会社に入って最初に教育担当者から教わり、上司から指示されることです。これらを理解してできるようになるために学習します。

 これらの学習項目を知ることで、早く効率的に営業を覚えることができます。

《続く》


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