新着情報
「人は、何のために働くのか?」
コロナ・ショックは、多くのことを教えてくれる。
人は、「生きていく」 ために働くのだ。当たり前の答だし、みなが知っていることだろう。(でも、ほとんど実感はないでしょう)
それではなぜ、当たり前のことを人は問うのか。生きていけることが前提で、余裕があって選択肢が多い時には迷うのだ。
生きていくことが難しく、生活に余裕がなく選択肢が限られると、人は非常にシンプルに考えるようになる。
要は、働かないと生活ができなくなり、生きていけなくなるので、人は「働く」のだ。(一人で生きている人ばかりではない。更に深刻だ)
働かなくても生活できる人、働き方を自分で選べる人には別の答がある。
これが格差だ。(格差は悪いことではない。それぞれの状況が違うだけだ)
自分が働く意味に納得したら、もっと頑張れる人もいる。考える時間と精神的な余裕あったら自分の答を探してみよう。コロナ禍の有効活用だ。
これから「働くこと」が、いかに大事なことだったのか、深く理解できるようになる。
研修のおもしろさ。
研修のおもしろさは、受講生との一体感にある。
研修にはいろんなテーマがあり、やり方がある。研修会社のプログラムや講師によっても違う。研修担当者や受講生にしても研修に関わる機会は、そんなに多くないので研修に対して、固定概念をもっているかも知れない。
(研修って、こんなもんでしょう!)
講師にしたって、経験が少なかったり、自分が学んできたプログラムや先輩講師の研修がワンパターンのパッケージなら多くを知っているとは言えない。
多くの講師は、自分の研修がベストだと思い込んでいるから意外と、他のプログラムはよく知らない。(結構、閉鎖的な業界なのだ)
ほとんどの研修で共通してるのは、受講生とのふれあいがある点だ。講師は受講生の表情を確認しながら講義を進めていく。受講生の討議の様子を間近で観察しながら、教育の効果を確認し時に介入する。
研修が進むにつれ、受講生は講師を認め、信頼し、一体感を感じるようになる。研修の進行は、プログラムやツール(教材)、講師のファシリテーションなどさまざまなノウハウがあるが、一体感を感じる研修は、受講生にとっても講師にとってもおもしろく有意義なものだ。
やっぱり研修は、いいね。
今月から研修が再開している。もちろん、企業人向けの集合研修だ。
研修の形態も「新しい働き方」のくくりで「リモート研修」と対比するなら、集合研修は「従来型の研修」と呼ぶことになるのだろうか。
そんなことはさておき、久しぶりの研修はよかったね。毎年実施している研修なので予定通りなのだが、コロナ過での実施は英断といえるだろうか。
担当者もいろいろ検討したようだ。結果、三密対策を条件に実施を決定した。
会議室のドアを開け、全員マスク着用、スクール形式、討議は少なめ、またはなし。消毒液の用意など担当者も受講生も講師も協力して研修を実施した。
マスクして講義するなんて初めての経験だ。(息が楽なマスクと苦しいマスクがあるよ。失礼では、ないんだよね)
どの対策も教育効果を第一に考えればマイナス要素だが、必須条件であれば対応する。(与えられた条件で最大の成果を上げるのが、プロ意識だ)
研修講師としては、こんな時に実施を決定した担当者、集まってくれた受講生には感謝しかない。それは、よい研修になるでしょう。
この研修のやり方でコロナ感染するのだろうか?
暑中お見舞い申し上げます 。
盛夏のご安否をお伺い申し上げます。
日頃は、格別のご高配にあずかり厚くお礼申し上げます。
連日の酷暑ですが、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
今後共なお一層ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
令和二年 盛夏 代表取締役 新井 陽二
皆さん、コロナ過の日々をどうお過ごしですか?
「人は城、人は石垣、人は堀・・・」武田信玄の名言の一節です。
今、そしてこれから会社はどうなっていくのか。
テレワークの推進と定着で会社と社員の物理的な距離が離れています。職場通勤からの解放、主体的な時間管理など好評の声も聞かれますが、人材育成コンサルタントとしては、会社や職場の人たちとの心理的な距離が広がることが心配です。
コロナ・ショックは、社会の仕組みや人々の生活に大きな影響を与える一方で、「本来の在り方」を問い直す機会も与えました。
「問い直す」とは、立ち止まって考えるということです。目の前の変化にただ流されるのではなく、「それは、どうなのか?」と自分自身で考え、判断することが重要です。
「考える時間」を得たことは、不幸中の幸い、コロナ過の数少ない大きなメリットです。