お客さまには、それぞれ好みのタイプの営業がいます。しかし、ほとんどのお客さまは礼儀正しい営業を好みます。特に「力のあるお客さま」は礼儀作法に厳しい方ばかりです。
「お伺い営業」はすべてのお客さまに好かれることが理想です。しかし当面は「嫌われない営業」を目指しましょう。
初対面のお客さまに対して“無表情”“友達のようになれなれしい”“一方的に商品を説明する”“上から目線の態度”。これは営業法を学んでいない自己流営業の特長です。
あなたは、お客さまにインパクトを与えるために自分の「個性」を出したほうがいいと思っていませんか。ここでいう「個性」とは「人と違った、奇をてらった見た目や態度、言葉使い」という意味です。その「個性」は、お客さまの好みが分れるので嫌われる確率も高いのです。
そういった「個性」をアピールするのは、あなたがお客さまに受け入れられる十分な実力を身につけてからにしましょう。
むしろあなたの「個性」は、あなたが一生懸命考えた「お客さまに受け入れられる工夫」や「あなたにしかできないお客さま対応」などで発揮すべきです。
営業成長の第1段階として「お伺い営業」で営業基本行動、ビジネスマナーを身につけましょう。
《続く》