「自己啓発」は、自分で計画を立てて自分のペースで学ぶことができます。「自己啓発」に向いている学習は「知識」です。
「会社」「商品」「業界」など営業として知っておくべきことは商品カタログや社内資料、専門誌、インターネット情報などから覚えます。膨大な情報量があるので基礎知識から少しづつ覚えましょう。
「知識習得」は暗記することが目的ではありません。どの情報がどこにあるかわかっており、すぐに活用できることが大切です。今の営業は会社がタブレット端末を貸与するなど情報化が進んでいます。機器の使い方に精通すれば暗記の必要はありません。(※今の営業は覚えきれないぐらいの情報を活用するのです)
そうはいっても知識は頭のなかにあったほうが早くて便利です。日中は訪問活動を優先して、移動時間や空き時間を利用して勉強します。知識に自信がつくまでは、プライベートの時間であっても自分の成長のために積極的に勉強しましょう。
基礎知識を早く習得できれば、自信をもてて気持ちに余裕ができます。またお客さまとの雑談などは、営業と直接関係のない世の中の話題や教養も役に立ちます。新聞やネットニュースなどに目を通し幅広く「知識」を増やしましょう。
また自分の趣味のはなしが、お客さまとの距離を縮めることだってあるのです。「知識習得」の他に、自分でできる「振り返り」という学習方法があります。1日の営業活動(『第4章 新人営業の一日(例)参照』)を振り返り改善を検討する方法です。
はっきり答えがでないことも多いですが、何らかの改善を考えましょう。
(※準備をしっかりする。約束におくれないように早めに移動する、など)
必ず、毎日おこないます。
≪続く≫ 営業の教科書【初級編】より