〇営業成長モデルの見方 (3)

 わかりやすく4つの営業法を分けて示してますが、実際の営業では商談の状況により「お伺い営業」と「説得営業」など複数の営業法を使っている場合もあります。

 例えば「商品紹介をしているうちにお客さまを説得していた」という商談もあるのです。「お伺い営業」を実践していると同時に「説得営業」の知識や技術を使い始めているといえます。

 営業法の段階的な習得とは、これまでの営業法をやめるのではなく新しい営業法を習得し、知識や技術の「幅」を広げて対応力を高めることです。

 例えば「お客さまに好かれて、お願いして受注できる」かつ状況に応じて「お客さまを説得して受注できる」営業になるのです。

 すべての商談を成約させるたった一つの営業法はありません。商談状況と営業法がうまく合えば成約の確率は高まります。

 「お伺い営業」と「説得営業」はプッシュ・セールスといって「押す」営業法です。自分や商品を売り込んで成約します。

 「提案営業」と「コンサルティング営業」はプル・セールスといって「引く」営業法です。お客さまの情報やニーズを引き出し、提案することで成約します。 

 基本的な考え方や知識、技術が真逆の営業法です。

《続く》

カテゴリー: お知らせ   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください