マニュアルをつくるには、必ず理由があります。予算、人員、時間、労力が必要なので相当の理由がなければ実施されません。「何のために、業務を標準化(改善・再構築)するのか」理由が明確であるほど、プロジェクトはブレずに進めることができます。
METS-cが主に制作しているマニュアルは、「業務マニュアル」なので企画は担当者であっても、経営者、事業責任者の「マニュアル制作の目的と効果」に対する理解と承認が必要です。
今回のマニュアルは、「マネジメント・マニュアル」です。クライアント(依頼主)は、本社のスタッフ部門で、ユーザー(使用者)は、販売会社の管理者です。
本社が生産した商品を販売会社が全国で販売します。本社は、全ての販売会社に商品をたくさん売ってほしいとと考えます。しかし、販売会社には実績の差が出ます。全国の販売会社の実績を軒並み上げるには、「高品質・標準化」が有効です。
実績を上げている販売会社があるのだから、見習えと言うのは簡単ですが、部分を見習うことはできても実績につなげることは、実際にはほぼ不可能です。(やってみた人が、そう言います)
いいとこ取りは、部分であって全体の整合性を考慮していません。また、一部分を改善して実績が上がるビジネス環境ではありません。
METS-cのマニュアルは全体の整合性を考えつつ、運用まで考慮しています。
販売方法は、すでに「販売の手順書」をつくり標準化されています。今回は、販売員をマネジメントする管理者用の「マネジメント・マニュアル」の制作です。