「会議が変われば、会社が変わる」~会議進行の技術を学べ~③

※本ブログは、船橋商工会議所会報誌「HandShake(2023.3月号)」に寄稿した原稿に加筆したものです。

 ファシリテーターの役割は、「中立的な立場で会議を運営し参加者の言動に効果的な影響を与えることにより、よい結論が出せるよう支援すること」です。最も活躍が期待されるのは、「問題を解決する会議」や「企画会議」などです。

 どのような会議にもファシリテーターが必要か、活躍の場面があるかといえば、そうではありません。「情報伝達型の会議」のように、一方的に情報を伝える講話や方針説明会などは従来の司会者がいれば十分です。

 しかし、今日ではこのような「情報伝達型」の会議は書面やメールで済ませたり、ビデオ会議のほうが経済的で効率がよいと判断されることが増えています。

 会議を全て同じ扱いにせずに目的によって方法を変えることが重要です。

 ファシリテーターという呼称は、一般的ではありません。しかし、従来の議長や司会者の中には、ファシリテーションのスキルを使っている人もいます。つまり、その人はファシリテーターといえます。

 ファシリテーションを学ぶことで誰でも効果的な会議を運営することができるのです。 

<続く>

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