コロナ・ショックは、多くのことを教えてくれる。
相対的に競争力が低い人は、「目標を下げて戦え」。競争力が低い人の就職戦略の一つは、達成しやすい目標を設定することである。
競争力の低い人の基本戦略は、できるだけ人と戦わないことだ。社会で全く競争がないということはないので、自分が達成できる可能性がある適切な目標を設定しよう。
それが「目標を下げる」という意味だ。
人は負け続けているうちに、自信を失い自分の強みもわからなくなってしまう。なぜ、そこで戦うのか。それは、みんなと同じ情報を得て、みんながそこで戦っているから、みんなに負けないように、そこで頑張ってしまう。
それは、あなたがこれまで教えられ経験してきた「考え方」だ。今までは、それで何とかなってきたかも知れない。
「人に負けるな!」と、人に用意された厳しい競争の場で戦おうとする。それは競争力のある人の戦い方だ。(自分に勝ち目があるなら戦おう)
しかし、現実は競争力が低いので負け続ける。コロナ過の戦いは、受験競争や出世競争とは違い、生活の糧を得る戦いなので負けてはいけない。人と比べるのではなく、どうしたら自分が生きていけるか、考えよう。
競争力は、相対的なものだし、自分自身の状況によっても変わるものなので現時点での競争力をよく理解することが重要だ。
現実を直視して早く「考え方」を変えねばならないが、簡単なことではない。「考え方」を変えられない原因は、経験による思い込みとプライドだ。
日々の生活で出費があるので、決断は早いほうがよい。まず、働けるところで働き収入を得て、生活を安定させよう。
その次に「収入を上げる」「自分のやりたいことをやる」「住みたい場所に住む」「生活を豊かにする」キャリアアップを考えよう。