「報告する」コミュニケーション・スキル。

「報告する」場合は、「報告内容を、相手によく理解してもらう」必要があるので、コミュニケーション・スキルを使う。

 仕事は、「指示・命令」に始まり「報告」で終わる。「報告」をおろそかにしてはいけない。報告する相手との人間関係を理由に、報告を遅らせたり、報告しなかったりはやめよう。人間関係は、ますます悪くなる。

 仕事相手に「好き・嫌い」といった感情を持ち込むと、仕事はうまくいかない。相手が「好き」だから、自分は一生懸命仕事をしているのか。「好きでない人」との仕事は、手を抜くのか。

 そんな仕事をしていたら、あなたのキャリアと能力がもったいない。どんな仕事相手に対しても自分のベストを尽くそう。

 「報告」は、あなたが有能であることを相手に認めさせるとともに、よい人間関係をつくるチャンスだ。十分、有効活用しよう。

 どうしても顔を合わせたくない相手なら、「報告書提出」「メール」「電話」などコミュニケーションの手段はいろいろある。 

○報告とは 、「 上司から指示されたことを、実施し、その進行状況や結果について知らせること。」  

○報告のポイントとコミュニケーション・スキル

(1)仕事が済んだら、直ぐに報告して承認をもらおう。指示された仕事が終わっても報告し承認されなければ、あなたの仕事は終わっていない。「あれは、どうなっているのか?」と催促されないうちに早く報告しよう。⇒説明力、理解力

(2)必ず指示した本人に報告する。直属の上司以外から指示されることもある。その場合は、上司に連絡し、仕事が終わった時には必ず直属の上司にも報告しよう。

 自分の業務上の行動は、上司に報告し正しく理解してもらおう。それが「組織行動の原則」であり公正な評価を得る方法だ。⇒理解力、説明力

(3)簡潔でわかりやすい報告をする。仕事の「結果」から報告し、その結果に至った「理由」、仕事の「経過」の順で報告する。報告がわかりづらいと上司は質問しないといけないので、感情的になる。⇒理解力、傾聴力、説明力

(4)「事実」を正しく報告する。報告する内容を精査し、自分自身で整理しておこう。業務遂行の「事実」と自分の「意見」、自分の「気持ち」の順番で報告する。⇒理解力、説明力

(5)失敗した場合も率直に報告する。「失敗を隠したい気持ちは捨てよう」「怒られたくない気持ちは、横に置いとけ」「あなたの勇気が試されている」

 上司は、部下の失敗に対して対策を立てる必要があるし、部下指導する責任もあるので、失敗は、あなただけの問題ではない。失敗したことは仕方がない。「報告」して気持ちを切り替えよう。⇒理解力、説明力、傾聴力

(6)必要があれば資料を準備して説明する。わかりやすい報告をする工夫をしよう。⇒報告の準備、説明力

(7)文書にする必要のある内容は、報告書で報告する。指示を受ける時、または途中経過の報告時に確認すること。⇒質問力、報告書作成力

  とにかく、仕事は「終わりよければ、全てよし」、結果が大事だ。積極的に報告しよう。きちんと準備して、報告の基本を守れば、大丈夫。

 よい報告の仕方(失敗報告であっても)をすれば、きっと評価されて人間関係がよくなるはずだ。

 ≪続く≫ 次回は、「連絡する」コミュニケーション・スキル。

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