最近の社員教育の傾向として、「内省化」が挙げられる。外部講師ではなく、内部講師を活用した教育方法だ。社員教育は、続けるが今までのように外部講師は使わない。
コスト削減という後ろ向きな理由もあるが、社内事情に精通した内部講師の活用や経験者のノウハウ伝授などの前向きな理由もある。外部講師からは、「仕事が減って困るなぁ」という本音が聞こえてきそうだが、METS-cにとっては、Welcome!なのだ。
まず、社内講師がもっている専門知識と技術、経験は尊敬に値する。外部講師にはないものだ。あくまでも特定の業界やその会社の事業に精通しているという、意味で。
OJTの効果を拡大させて集合研修を実施すれば、大変効率が良い人材育成ができる。しかし内省化はよいことばかりではない。今日の教育には効果が求められる。それは、内部講師でも一緒だ。
せっかくの知識や経験も、受講生に伝わらなければ、教育効果は期待できない。そこに、METS-cの役割(商売の種)がある。
研修には、①研修プログラム(タイムテーブル)②教材(研修テキスト)③インストラクション技術の3点セットが必要だ。METS-cでは、この依頼が増えているのだ。
多くの研修会社は、自社の研修を販売するために、他社のためのプログラムはつくらないし、ノウハウの流出につながるので、教材開発・販売も消極的だ。(販売するとしてもかなりの高額だ。)一般的なインストラクター研修はやっている。
METS-cでは、会議(M)で話し合い、育成プラン(S)を立案し、教材(T)を開発し、その教材を活用するためのインストラクター研修(E)を行う。
社員教育業界の変化(内省化)は、一見するとマイナスの変化のようだが、その変化から新しいニーズを見つけ対応することで、実績に結び付けることもできるのだ。(研修で言っていることですが。)