自ら学ぶ環境づくりが、研修プログラムのねらいだ。自主学習(グループワーク)の時間は、講師にとって大事な仕事の時間だ。
一人当たりの教育費を下げようと多くの受講生を詰め込む研修があるが、教育効果はあまり期待できない。一人ひとりの学習意欲や習得能力は違う。知識教育ならともかく行動教育は、個別指導が必要だ。
自主学習中に講師がグループを巡回することにより、多くの受講生がいても個別指導をすることができる。意欲と能力の高い受講生には、短い時間で確認と承認(ほめる)をおこなう。習得が不十分な受講生には時間を割き、個別指導する。そして、研修全体の品質管理を行う。
この方法なら自主学習の時間に受講生一人ひとりと十分なコミュニケーションを図り、個々のニーズに応えながらグループワークのフォローをすることができる。