今回の研修では、若手リーダーを次のように定義した。
若手リーダーとは、
1.自分の将来をしっかり考えられる人。
2.周囲の期待に応える人。
3.計画的に仕事ができる人。
4.周囲の人とコミュニケーションをとれる人。
5.後輩を指導できる人。
2日間で、1~5を順番に学べるプログラムを実施した。
1は、キャリアデザイン。
2は、期待役割。
3は、PDCA。
4は、コミュニケーション。
5は、oJT。
それぞれのテーマを、講義、自己診断、実習、演習、発表でプログラムを構成している。
リーダーシップのスキル習得も必要だが、リーダーのイメージを持たせることが重要だ。若手社員なので、具体的な人物でイメージを持たせる。
今回は、歴史上のリーダーのランキングをイラストで紹介した。手元の資料によると第1位が織田信長、第2位が坂本龍馬、第3位が西郷隆盛とある。そして現代版として、新入社員が望む理想の上司(男性上司・女性上司)を紹介した。
「リーダーらしさ」を学ぶために、特定の人物を分析し、要素を書き出し、真似ることでリーダーらしくなることができる。講義だけで「リーダーらしさ」を伝えることは、むずかしい。また、考えさせることはむずかしい。
もっと具体的に、周囲の人たちに「どうしたら」リーダーと認められるかが、課題だ。周囲からリーダーと認められた人が、リーダーなのだ。