仕事を中心とした上司と部下のコミュニケーションの方法は、シンプルだ。
ワークシートに書き出した「項目」を「共有」すればよいのだから、自分が持っている情報を相手に説明し、相手が持っている情報を聞く。情報が不十分なら質問する。理解が正しいか相手に確認する。
職場のコミュニケーションは、管理者を中心に行われる。まず管理者から部下へ仕事に必要な情報を説明することから始まる。方法は、情報提供と指示、命令である。
情報提供は、職場の目標、方針、評価基準、規範など部下の言動に影響を与える情報を事前に説明し理解させる。職場の組織上の責任や人事管理制度の基準を活用して、上司の願望も加え、新人を含め部下全員にわかりやすく説明する。
指示、命令の方法は、業務遂行を中心に、以下の点を留意して部下に理解させる。
1. 何を指示するのか、はっきりさせておく。(どこまで、求めるのか明確にする)
2. 部下の仕事の状況を確認する。 (どこまで、やれそうか判断する)
3. その業務の方針・考え方・成果を説明する。(実践行動の基準を示す)
4. 意欲を喚起するように指示する。(励ます、自信をもたせる)
≪続く≫