5月に入り、ゴールデンウィークが終わった。今週は、毎日、管理者研修が続いている。
3月、4月の『新入社員研修』の後は、『新任管理者研修』が待っている。4月の人事異動で昇進した管理者が対象だ。
『新任管理者研修』は、新任の課長や次長が管理者の役割やマネジメントを学ぶプログラムだ。昇進した直後は、受講生のモチベーションが高い。気持ちも新たに自分のために研修に参加する。また、初めて部下を持つ立場になるため不安も大きい。
人事部門の使命は、研修を実施することで、新任管理者の不安を払しょくし、よいスタートを切らせることだ。管理者は、業績や事業推進、部下の育成、モチベーションに大きな影響を与えるため、できるだけ優先的に予算を充て投資すべきだ。
実施のタイミングは、昇進直後が望ましい。受講生自身が、研修の必要性を感じており、学ぶ気持ちが高まっているからだ。
就任直後から成果を上げることを期待するなら、昇進前のタイミングで研修を実施することをお勧めする。準備は早めに。備えがあれば憂いはないのだ。
教育担当者は、教育効果を高めるために、目的が明確な研修をタイミングよく実施してもらいたい。