現状に満足せず、もっと成長したい。もっと実績を上げたい。大きな目標を達成したいと思うでしょう。そのためによい方法はないかと、考えるでしょう。
独創的な発想で自ら方法を考え出せる人がいます。全く新しい商品・サービス、ビジネスモデルを発明する天才的な才能をもつ人もいるでしょう。
しかし、ほとんどの人は、そんな特別な才能などない普通の人です。普通の人が限られた時間で考えて、意思決定して、組織や人を動かし、生きているのが実際です。
今日のビジネスは、競争が大前提です。競争に勝つ最も確実かつ現実的な方法は、何でしょうか。(個人も会社も一緒です)
それが「ベンチマーキング」です。それが「みんながやっている最も現実的かつ確実な方法」です。
(「ベンチマーキング」は、万能ではありません。「ベンチマーキング」では勝てないという状況もありますが、一定のレベルには確実に到達します。)
要は「他者(社)のよいところを調べてモデル化し、自分(社)に取り入れる方法」です。
しかし「ベンチマーキング」は、他者(社)の「真似をすればいい」という単純な方法ではありません。
既に成功しているやり方なので確実です。実際に成功しているので現実的です。他者(社)ができるのですから、自分(社)もできる可能性が十分あります。
ゼロから物事を考え、形にして実践し、成果上げることは、とても困難です。時間もお金も余裕のない時代です。
自分で考えることに「こだわって」時間だけが過ぎるのは、全くの「ムダ」です。早く方法(手段)を見つけて少ない資源で効率的に実践しないとチャンスを逃してしまいます。
ビジネスもキャリアも一緒です。もっともっと、ベンチマーキングを意識してチャンスをつかみ、早く行動しましょう。
Benchmarking=成功者の要因を分析して、自身の行動変容を図る手法。
《続く》