よりよい結果が得られる相乗効果の応用。

 相乗効果とは、『二つ以上の要因が同時に働いて、個々の要因がもたらす以上の結果を生じること』である。

 社会や組織が複雑になり問題解決が困難な状況では、一つの取組みだけで確実な結果を出すことはできない。結果が出ない原因は様々あり、原因の数だけ解決策がある。

 人材育成という課題も、個人、職場、会社それぞれに原因があり、解決手法も異なる。自己啓発は個人の取組み、OJTは職場(上司)の取組み、集合研修は会社(人事部)の取組みである。

 一つ一つの取組みに効果がないわけではないが、3つの取組みでベクトルを合わせ一貫した人材育成を進める方法が最も効率的で効果的な育成方法である。

これは、人材育成の“在り方”である。

 複数の要因を統合し、方向付けをして計画的に組織活動を進め、結果をだすことは簡単ではない。しかし、その問題を解決するために組織開発コンサルタントは存在するのだ。

 

 

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