オンラインで、「ビジネス・マナー」はやめとけ。

 オンライン研修のメリットは、たくさんある。でも新人のビジネス・マナーはやめよう。

 スキル習得型のプログラムは、オンラインでは難しい。もっとシステムが改善(進化?)して「手取り足取り」ができるようになると、集合研修のメリットもカバーできるようになるだろう。

 講師としては、研修で成果を出したい。スキル習得なら「できるように」なってほしい。今のオンライン・システムでは、そこまでいかないのではないか。

 研修の成果には三段階ある。「知る」「理解する」「できるようになる」。

 オンラインは、「知る」は十分対応できるしメリットの方が多い。「理解する」は、プログラムの工夫でいけるのでオンラインのメリットはある。「できるようになる」は、目の前に受講生がいないと詳しく教えられないので難しい。

 ビジネス・マナーや営業商談などは、その場で指摘して改善を図る方法が効果的だ。

 ビジネス・マナー研修の目的が「知る」「理解する」なら、いい。でも、そんなビジネス・マナー研修でいいのか。それならテキスト読めばいいし、DVDでもいい。

 多くの研修を理解している担当者は、そんなことわかっているから、今年は昨年より集合研修が増えた(戻った?)。「新人研修」は集合研修で。(同期の絆づくりも理由の一つだそうだ。)

 「オンライン」「集合研修」「中止」と分かれるところが面白いね。

《続く》

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