オンライン研修の普及によって、研修の選択肢が増えた。
確かに、この一年で研修が減ったと思う。(あくまでも集合研修に限定した話ね)従来の集合研修を継続している企業もある。オンライン研修で実施している企業もある。そして、中止した企業もある。
中止した企業が多いので、研修全体としては減ったわけだ。研修は「密」になる場面があるし、集合すれば感染の可能性はある。受講生からクレームもあるので、中止する理由はいくらでもある。
それでは、オンラインでやったら?といっても、リモートの環境が整っていないので、できない企業も実際には多い。
全体としては減るよね。しかし、研修スタッフが充実している企業は、着実にオンライン研修に移行している。PCを購入(レンタル)しネット環境を整えて、ホスト役のスキルを習得している。
こちらは、モニター越しに研修進行に集中している。講師がホスト役をやりながら研修進行することは、まだまだ難しい。(研修やりながら通信トラブルの対処は大変だ。)
当初は、研修を実施する側がホスト役を担っていたが、今後は企業側のスタッフの役割になるのではないか。受講生の情報も企業側がもっているし。
講師側は、オンラインに合ったプログラム、テキストの開発、ストレスのないファシリテーションで高品質のサービスを提供する。
オンラインは、受講生が集合する必要がないし、プログラムによっては人数制限がないし、何より「密」を避けられる。初期投資が済めば研修総費用は、相当削減できるのでは。(例えば、受講生の交通費とか宿泊費とか会場費とか)
もちろん、従来の集合研修ならではのメリットはないが、オンライン研修にはまだまだ可能性がある。
結論としては、オンラインは「研修の幅を広げた」とみている。