前回、メラビアンの法則とプレゼンテーションについて書きました。
「対面」と「オンライン」の大きな違いは、プレゼンターと受け手の物理的な距離の違いであり、コミュニケーションの違いにあります。
「オンライン・プレゼン」の場合、受け手がノートPCやデスクトップ型のモニターを使っているとします。モニターの大きさは11インチから27インチぐらいが通常ではないでしょうか。
そのモニターの面積で、パワーポイントのスライド、プレゼンターの映像、受け手の映像がそれぞれ一面で見える状態とします。(ビデオ会議システムの映像をイメージしてください)
受け手のモニターの大きさは、それぞれです。また、モニター内のそれぞれの映像の大きさは変えられるとしても、スライドとプレゼンターの映像はかなり小さなものになります。
プレゼンの「内容」を示すスライドを優先して大きく見せると、プレゼンターの映像はさらに小さくなります。
つまり、プレゼンターの「外見」を整える努力は、「対面」と比べるとほとんどアピールできません。小さなモニター画面では、ボディ・ランゲージやアイコンタクトなどのインパクトを与える「態度」に、プレゼンを成功させる決定的な効果はありません。
「話し方」の音量は、受け手のボリューム調整できます。聞きやすさという点では、「対面」以上に注意する必要があります。
(聞き手は、プレゼンターの口元がよく見えないと、何を言っているのかよくわかりません。聞き手は、音だけを聞いているのではなく、相手の口の動きを見ながら聞き、理解しようとします。)
聞き手は、(目の前にいない)小さなモニターの中のプレゼンターには、あまり興味がわきません。
したがって、聞き手は手元の配布資料やモニターに映っているスライドの内容によってプレゼンを評価、判断するしかありません。
つまり、「成功するオンライン・プレゼン」の成功要因は、資料・提案書やスライドの内容ということです。
もちろん、「外見」「態度」「話し方」は基本を守って、失点をしないことは大前提です。
≪続く≫ 次回は、「オンライン・プレゼンは、受け手の反応がよくわからない」
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