■研修での習得が一番難しい「リーダーらしさ」。
リーダー研修では、リーダーに必要な知識✕技能✕態度を学びます。知識は、リーダーシップの定義やリーダーシップ研究の歴史やリーダーシップ理論などたくさん学ぶことがあります。
技能は、リーダーシップ各論の技術や方法を実習やロールプレイングで習得します。
態度は、意識を含めて「リーダーらしさ」を学びますが、最も分かりづらく習得が難しい要素だと思います。そして、多くの人が苦手な要素だと思います。
受講生の多くは、知識と技能の習得には熱心ですが、「態度」の習得には消極的なように感じます。実は、「リーダーらしく見える」ことが、リーダーにとって、とても重要な要素なのです。
リーダーは、メンバーから一目置かれる存在ですから、この人は、「何か違うな」と思わせる雰囲気というか、立ち居振る舞いなどの所作がとても重要です。
リーダーシップの要素は、掛け算です。知識×技能×態度の相乗効果でリーダーシップはパワーアップします。
リーダーシップ理論を知っていても、使う能力がなければリーダーシップは発揮できません。知識と技能があっても態度が悪くてメンバーから認められなければ、リーダーシップを発揮できません。メンバーから慕われていても、知識と技能がなければ、リーダーシップを発揮できません。
あなたが、リーダー研修を受講してもリーダーシップを発揮できないとしたら、ある部分だけを学んでいるためかも知れません。
研修は、「理想」を示して学習効果を高めようとします。その研修でリーダーシップの全ての要素を学ぶかは、プログラム次第です。
例えば、私の研修では、「リーダーらしさ」を身につけるために次のような実習をおこないます。
「学ぶは、真似ぶ」
影響力のある人物を想定して、その人の態度を分析して、自分に取り入れる実習です。分析は「メラビアンの法則」をつかって、「外見」「態度」「話し方」「話の内容」で分析していきます。
必ず、マネできる要素が見つかります。
人に影響を与える人物は、「歴史上の人物」「有名人」「身近な尊敬できる人物」とブレイクダウンし、要素を具体的にワークシートに書き込んでいきます。
なぜ、その人物が人を引き付けるのか、魅力を感じるのか、日常では漠然と「かっこいい」「面白い」「あんな人になりたい」と思う人物はいるでしょう。
しかし、分析まではしない。(どう分析をすればいいか、わからない)
完璧にコピーして「その人になる」のではありません。あくまでも自分がポジティブに注目されるように、要素を「取り入れる」のです。
研修の実習なので、簡易的で即効性のある方法を使っています。今日から、あなたが「魅力を感じる人物」の分析を始めましょう。
「リーダーらしさ」の習得は、実は子供の頃から始まっているのです。
あなたは、どんな「子供」でしたか?
≪続く≫
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