「課長、今、お時間よろしいですか?ご相談したい件があるのですが。」
クッション言葉を使って、上司の了承を得たら 早速「相談」を持ち掛けよう。
(4)自分の状況を説明する。「説明力」を使おう。
①状況の説明は、「報告」と同じだ。「今、どのような状況であるのか」事実を簡潔に話す。
(繰り返しだが、「相談の準備」の段階で資料を用意したり、説明のメモなどをつくっておけば安心だ。)
特に、相談の前提となる「事実」をはっきりと話す。「活動記録」「実績」「顧客からのクレーム」「他部門の要望や主張」など。できるだけ、客観的に脚色せずに、時系列で順番に淡々と話す。
※「相談」は、よくない状況の場合が多いので、「こんなこと言ったら、上司に怒られる。」と思うかも知れないが、自分の勇気を試してみよう。
②次に、どうしてこのような状況になったのか、自分の考えを話す。状況を一番わかっているのは、「あなた」だが真実を理解しているとは限らないので、あくまでも「推論」と理解しておく。
「おそらく、〇〇が原因だと思います。」「こちらの対応が不十分だったのかも知れません。」
③最後に、今の状況を自分がどう思っているのか「気持ち」を率直に伝える。
「絶対、目標達成したいです。」「このままでは、本当にまずいです。」「申し訳ありません。」
※真剣に考えて、自分でも「原因」や「理由」が分からない場合は、正直に「分かりません」と言おう。「気持ち」は誰にでもあるので、率直に思っていることを言おう。
相談を受ける上司は、あなたの「真剣さ」や「誠実さ」、「勇気」「何とかしたい気持ち」を理解して、対応を変える。
あなたの姿勢を理解してもらうのも、コミュニケーションだ。
相談の前提となる「状況説明」は、「事実」⇒「推論(考え)」⇒「感情(気持ち)」の順番で、上司によく理解してもらう。
《続く》次回は、(5)質問をする。「質問力」を使おう。
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