「職場の業務改善」を進めることで、上期よりも効率的(もっと早くミスなく!)に業務を進め、生産性(もっとたくさん!)が高まれば、下期は目標達成できます。
●業務改善は、以下の要領で進めます。
(1)業務改善を意思決定する。
実績は業務遂行の結果です。実績が上がらない原因の一つは、業務設計(業務の進め方)にあります。
職場では、業務にムダがあったり、手続きが複雑で時間が掛かる、標準化していないので特定の熟練した社員しかできない、など業務そのものに問題があり、目標達成を阻んでいます。業務は、どのように改善したらよいでしょうか。
まず管理者が、決める。業務改善は、管理者が指示しない限り、現場の判断で部下が勝手にやることはできません。
だから、管理者が、権限を行使して。「業務を改善する」と意思決定し、改善を指示し、結果に責任をもつ必要があるのです。
予め、その考えがあれば、下期事業計画に盛り込み、計画的に進めましょう。
問題意識の高い現場の社員は、業務報告や提案で「業務改善」の必要性を訴えるでしょう。それは、管理者にとって目標達成法の参考になるので積極的に検討しましょう。
本来は業務管理をしている管理者が、目標と実績の差異を分析して「業務」に原因があるのなら、「改善」に取り組む必要があります。
(2)業務管理のツールを、「管理」と「改善」の両方につかう。
下期目標達成の準備で、「下期事業計画」ができているはずです。「事業計画」の前提は、「資源の洗い出し」と「課業一覧表」です。
職場の目標達成のために、「誰に」「何を」させるのか、決めているはずです。「業務改善」とは、「何を=業務」の改善です。
1.「課業一覧表」から、「改善すべき業務」を選びましょう。判断指標は次の通りです。①ミスが多い②時間がかかる③量が多い④成果が出ていない⑤顧客・他部署・取引先の評価が低い⑥目標達成に対する貢献度合が高い。
2.これらの指標から判断し、改善の見込みがある業務を選びましょう。管理者であっても業務の詳細に精通しているとは限りませんので、監督者やベテラン業務担当者と話し合う(会議)ことも有効です。
3.「改善すべき業務」が決まったら、「改善テーマ(課題)」を決めます。判断指標から「業務」を選んでいるので、①②③④⑤が個別業務の改善目標になります。
4.「業務改善」の進め方は、「課題解決の進め方」と一緒です。「なぜ」で原因分析し、「どうしたら」で改善手段を検討します。
「分析手法」や「アイデアの発想法」、「情報のまとめ方」は、さまざまなノウハウが一般化されていますので、ネット検索してください。
「業務改善」と「課題解決」の関係は、次の通りです。職場の課題の一つが「業務」です。
業務の効率悪く、生産性が低い=業務の課題。業務が効率化し、生産性が向上する=改善目標。業務改善の方法=課題解決策。業務が改善した=課題解決。
改善すべき業務の「原因分析」と「手段の究明」のためには、「業務の性質」を理解しておく必要があります。
次回は、「業務の性質」について。
《続く》
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