好景気と人手不足を背景に30歳前後の中堅社員の離職が止まらない。
(社員に職業を選択する権利があり転職する自由があることを前提として、社員を雇用する会社側の立場で書いています。)
担当業務はマンネリし、管理職にはまだ早い。転職ハードルは低く、若い自分にはまだ可能性があると思う。隣の芝生は青く見える。
転職の理由付けはいくらでもある。採用・教育と投資してきた会社は、費用を回収したい。また、プロパーから幹部社員を登用したい。
会社側に退職を止める手立てはあるのだろうか。
肯定的転職希望者は、キャリア志向で自己成長の機会を求めており、承認欲求が強く好条件に惹かれる。
否定的転職希望者は、業務遂行に苦慮しており評価も低く環境を変えたいと思っている。
共通項は、人間関係が希薄で孤立している社員が多く、自分の役割や立場に不満を感じている。また自己評価と他者評価にギャップを感じており、精神的に不安定な状態にある。
≪続く≫