人材育成という目的は、単発研修という手段では実現できません。長く会社に貢献し、将来を任せられる中核人材を育てるには、中長期を見据えた人材育成システムが必要です。
JAグループの県中央会で、新入職員の「育成プラン」をつくりました。新入職員を1年間掛けて育成する仕組みです。
以前より、「経営戦略と人事戦略をリンクさせろ」と言ってきましたが、農協改革が叫ばれる中でこれからの農協職員はどうあるべきか、職員の育成は大きな課題です。環境変化に対応する戦略を立てたら、その戦略を遂行する人材が必要です。戦略が変われば、必要とする人材も変わります。
(必要とする人材は、内部の人材か外部から調達した人材で対応します。外部人材は短期的な視野で活用しますが、内部人材は中長期の視野で育てることになります。)
「育成プラン」は、単なる研修計画ではありません。県中央会、連合会、職場の上司、JAインストラクターが同じ考え方をもち、役割を分担し、新入職員が育つ環境を整備する仕組みです。
まず、新入職員のあるべき姿(人材像)をつくりました。3月末の育成目標です。
1.明るくあいさつをし、組合員・職員と積極的に会話する職員。
2.チャレンジ精神を持って、何事にも意欲的に取り組む職員。
3.周囲の仲間と協力し、物事を達成しようとする職員。
そして・・・