『大きな差異を埋めるのは、シンドイ!』
時間管理は、よい計画を立てて「自己抑制」と「自己管理」で実行し、期限を守る活動だ。しかし、実行過程であまりにも差異が生じると期限を守ることが難しくなる。(差異が生じないための「前半主義」は前に書いた)
そのために計画と実行は日々チェックし、差異が小さいうちに調整する。締切りが近づき、プレッシャーが掛からないと本気にならない人、最後の追い込みに賭ける人などいる。(自己管理を徹底しよう)意識面だけでなくスケジュール調整という技術面も活用しましょう。
経験から言うと、年齢を重ねるごとに気力や体力は低下する。一方、先を予測する能力や調整能力が向上する。自分をよく知り自分の強みを活かして時間管理を進めましょう。
技術編の最後に、上司やクライアントへの「途中経過報告」をお勧めします。時間管理で“怖い”のは、報告時の評価と承認である。一発承認が最も効率がよいが、評価されず承認を得られなければ、仕事は終わったことにはならない。
指示を受けた時の確認の重要性は「技術編」の最初に書いた。しかし、状況は刻々と変わるし相手の心変わりもある。そのマイナスの影響を避けるためには、途中経過を報告し、指示や仕様に変更がないか、「確認」しながら進める。
「最初の話と違う!」と言ったところでしょうがないのだ。(期限が迫る!)
数か月間のマニュアル作成の場合、最初のミーティングでコンセプトや項目を確認していても、一気に書き上げるわけにはいかない。締切り間際の数10ページの書き直しはとてつもなくシンドイのだ。
お盆休みが明けたら、今の仕事の「途中経過報告」と「確認」をしてみましょう。ちょっとズレているかも知れませんよ!(怖い話です)