会社は、「目標管理制度」に何を期待しているのか?

 目標管理制度がなくても、「目標管理」はできます。確実に目標を達成するには、目標を管理する必要があります。

 事業を計画的に発展させるには目標が必要です。目標を達成するためには、事業を効率的に進める必要があります。そのために各部門や職場が役割を分担します。

 各部門や職場は、成果を上げるために役割に対して具体的な目標を設定します。各部門や職場の目標が達成することで組織の目標が達成します。

 各職場の目標達成の責任は管理者にありますが、管理者の力量にはバラつきがあるので全管理者が目標達成するとは限りません。多くの管理者が目標達成しやすいように目標達成の方法を標準化させます。

 その方法が、「目標管理制度」です。では、会社は制度に何を期待するのか。

(1)制度によって各部門・職場を会社が進む方向に向かわせて、組織力を最大限に発揮させる。    

 会社の目標を部門、職場、社員に連鎖させることで、組織力を効率的に活用します。

(2)制度によって成果を重点的に管理して事業を推進する。

 成果を上げるために必要な、「何を」「いつまでに」「どこまで」「どのように」「いくらで」「誰と」やるかを、はっきりさせて業務を進めます。

(3)制度によって社員の能力を向上させる。

 社員個々人の目標を明確にすることにより、主体的に業務に取り組む姿勢と責任感を醸成し、社員の創意工夫と能力開発を進めます。目標達成活動を通して、仕事ができる社員を育成します。

(4)制度によって社員同士のコミュニケーションを促進させる。

 制度で決められている面接や会議を活用して、社員間のコミュニケーションを図ります。目標達成活動を通して、コミュニケーションしやすい風土をつくります。

(5)制度によって活気ある職場をつくる。

 職場目標や方針を理解し、職場活動への参画や貢献を通して、活き活きとしたやりがいのある職場をつくります。

 制度を導入していて上記の項目が実現していないなら、目標管理制度はうまくいっていません。

 目標管理制度には、設計上ほとんど不備はありません。うまくいっていない原因のほとんどは、制度を使いこなす力=管理者の運用力にあります。

 制度がありマニュアルや帳票類が用意されていても、制度を正しく理解し、本来の目的を達成するには能力が必要です。

 「制度説明会」ではなく「制度運用力向上研修会=能力開発」をしましょう! 

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