6月29日(月)の日経新聞の一面。『働き方 NEXT女性が創る』
「女性に優しい会社」の資生堂。20年以上前から「育児休業」や「短時間勤務制度」を導入している。ここにきて、厳しい態度に転じた。とある。
「忙しい夕方、同僚に感謝の言葉もなく・・・育児中の優遇が既得権益化し・・・」
制度や仕組みが悪いわけではない。よい制度も「運用教育」をしないから成果が出ない。「女性に優しい制度」を使いこなす人材の成熟に原因がある。なぜ、「優しい会社」が「厳しい態度」を取らざるを得ないのか。
「優しい制度」に社員が甘えると逆効果が生まれる。「優しい制度」を「厳しい意識」で運用すると相乗効果が生まれる。
一般論だが、制度設計と社員教育の部署が別だと、このようなことが起きる。制度と教育は常に一体化させて考え、運用することが成果を上げるポイントだ。