人の外見は記憶にとどまる率が高い。日々の観察によって外見の変化を読み取ることができる。事故者予備軍は、不安心理の影響で通常とは違う外見へと変化する。
安定時と不安定時の変化が重要なので、日常の外見と不安定時の外見の特徴を理解して比較する。
外見が均一化されている業界、会社、職場の場合は、変化がわかりやすい。例えば、制服の着用、ドレスコードの設定、ビジネスマナー教育が徹底されている場合。
一方、個性的で勤務時間や働き方(労働時間)の自由度が高く、個人の裁量で仕事をしている場合は、不安定な変化が周囲にはわかりづらい。
事故者予備軍は、不安定時の自分の外見の変化に気づかないことが多い。不祥事の未然防止のためには周囲の人が変化に気づき、“声を掛ける”などのアプローチをすることが重要である。
≪一般的な不安定者の外見の特徴≫
①頭髪の乱れ②肌荒れ③ネクタイのゆるみ④目が泳いでいる⑤極端に暗い表情(鬱)⑥極端に明るい表情(躁)⑦汚れた靴⑧不相応な高級ブランド服⑨不相応な高級装飾品 など
以上