“役割を理解する実習“の話です。

 先々週の課長研修の話です。“管理者の役割は、何か?”=マネジメントです。と、言うのは簡単ですが、今一つリアリティが感じられません。なので、制度が求める役割と周囲が期待する役割に分けて、ワークシートや模造紙に書き分けます。

 その実習で分かることは、人事制度で規定されている管理者の要件がほとんど理解されていないことです。自分の組織上の身分である役職・等級・資格の要件を知りません。

 人事制度で規定されている要件は、自分の役割を理解する上で、とてもわかりやすく確認できる情報です。また、組織が、人材の品質を保ち、効率的に業務を進め実績を上げるには、標準化が重要です。

 一方で、職場の状況は様々なので、決められた役割に拘るだけでなく“人の期待”を感じて行動する“期待役割”も重要です。こちらは、“制度の知識”ではなく、“人から感じる能力“が求められます。

 制度で規定されているのなら、普及させ運用すべきです。人事担当者は、もう少し制度運用を考えてください。ほとんどの場合、外部講師は正解を持たずに研修を行っていますが、クライアントの規定は、その組織において正解です。

 バランスの良い管理者を育てましょう。 METS-c の制度(S)×教育(E)のシナジーの発想です。

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