新しい時代のマネジャーとは、プロフェッショナル・マネジャーだ。自ら業務を遂行するのではなく、メンバーを活用して目標を達成する。マネジメント能力は、業界も組織の規模もメンバーも業務内容も問わない。だから、異業種に転職しても成功する。
さまざまな職場でマネジメント経験を積み、より責任のある職場へ移り、成果を上げながら報酬を上げていく。そのステップアップがプロ・マネジャーのキャリアだ。
組織から与えられた資源を有効に活用し、目標を達成するのがマネジャーの役割だ。自分に実務経験がなくとも、経験のあるメンバーを上手に使う能力があればよいのだ。
組織に所属しなくとも、期間契約をして成果を上げて報酬を得る。コンサルタントの役割と同じだ。
マネジャーには、強い目標達成意欲と問題解決力、メンバーとのコミュニケーション力とモチベーションを高める能力が必要だ。
日本企業の問題は、マネジャーのキャリアを選択する人材が少ない上に、育てていないという点だ。
≪続く≫