時代は、大きく変わっている。環境の変化に対応できるモノだけが生き残る。生物も企業も同じだ。そして企業の要はマネジャーだ。変化と安定のバランスを取りながら、メンバーをリードして目標達成を目指す。
これからのマネジャーに必要な能力は、業務設計能力だ。職場の業務、優先順位、手順・手続き、標準時間、能力要件などの業務設計能力が求められる。
業務設計の次が、業務管理だ。今のマネジャーは、職場の業務をどれだけ把握しているのか。管理者研修を続けてきて感じることだ。
業務設計能力が必要な理由は、メンバーが多様化し、頻繁に出入りするからだ。これが、新時代の職場の特長だ。新人から再雇用者まで、正規雇用者、非正規雇用者、契約社員、パート・アルバイト、男性、女性、イクメン、産休、外国人。
メンバーが変わろうと職場の目標と業務は変わらない。マネジャーは、与えられたメンバーを活用して、目標達成を目指す。ならば、誰に、何をさせて目標を達成するのか、それがマネジャーの課題だ。
誰だろうと、業務遂行してくれれば、よいメンバーだ。また誰にでも、適切な業務を割り当てて成果を出させることがマネジャーの責任だ。
一方、メンバーは、正規でも非正規でも、短期でも長期でも、職場の方針と担当業務を理解し、職場のエチケットを守って成果を出すことが求められる。
業務を中心としたマネジメントが成果を上げる時代だ。
≪続く≫