社会が大きく変わる時、新しい秩序ができて安定するまで混乱が続きます。
既存の価値観に疑問をもち新しい価値観が提唱されると、賛同する人が増えることで社会は加速度的に変わり始めます。社会が連鎖的に反応し、認知が広がると同調圧力が働き、学習効果で常識となり価値観として安定していきます。
今、「働き方」が大きく変わり始めています。例えば、社会が変わることで法律が変わり、法律を守ることで社会が変わる。法律は、法治国家である以上社会や産業、企業経営に大きな影響を与える要因です。
社会の変化を統制することは非常に難しい。今日のグローバルな変化は、一国が統制できるレベルではなく、むしろ社会の変化に国の対応が遅れているのが現状です。
国や社会の変化対応は、政治家や官僚、業界団体の役割として、会社は何をすべきでしょうか。
「変化」は統制できないので会社は「対応」するしかありません。会社がすべきことは使命を果たすための事業の維持・拡大です。どのような時代でも一会社がやることは変わりません。
今、会社がすべきことは新秩序をつくり社内を統治することです。
《続く》