業績と健全性の関係。【東日本銀行】

 業績は経営の結果で、組織運営は経営の過程なので因果関係にある。

 業績が悪化すると組織運営は不健全になり、限界点を超えると不正が発生する。組織運営が健全なら業績が上がり経営が安定する。

 2018年7月13日、関東財務局は東日本銀行に行政処分をおこなった。

第1.命令の内容

銀行法第26条第1項に基づく命令

(1)健全かつ適切な業務運営を確保するため、以下の観点から、内部管理態勢及び経営              管理態勢を見直し、強化すること。
  ⅰ 法令等遵守、顧客保護及び顧客本位の業務運営、経営管理にかかる経営責任の明                  確化

  ⅱ 法令等遵守態勢、顧客保護及び顧客本位の業務運営態勢の確立と全行的な意識の                  向上
  ⅲ 営業店及び本部関係部署における相互牽制機能の確立
  ⅳ 内部監査態勢の確立

(出所:関東財務局Webサイト)

 主な処分理由は、●融資に伴う不正な手数料の徴収。(全83店舗中、69店舗)●「歩積み両建て」による融資。(全83店舗中、50店舗)●複数の支店で、支店長・副支店長による不正融資。●投資信託販売における虚偽報告。

 「企業不正の研究」の分野の「不詳事件の再発防止」の検討は、なぜ、不祥事件が起きるのか(背景)、どのように不正がおこなわれるのか(過程)を調べて、どうしたら不正を防げるのか(防止策)を検討する。

≪続く≫

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