報告・連絡・相談は、“部下から上司へ”を、前提とすることが多いです。しかし、実務では部門間の報・連・相が重要です。営業-融資、営業-預金、融資-預金など一人のお客さまに対して、全部門が情報を共有しておき、満足を提供する組織が望ましいです。
階層別研修では、全部門から受講生が集まりますので、「横断的な報・連・相」の実習が可能です。各部門の担当者でグループをつくり、報・連・相してもらいたい内容を次々と発表してもらいます。日頃、不満を感じているテーマなので、活発な話し合いになります。
「窓口に、来られるなら一言連絡してほしい」、「融資案件は、もっと詳しい情報を提供してほしい」などなど、担当者レベルで解決できることも多いです。
しかし、自部門中心の縦割り組織では、意外と「横断的な報・連・相」がうまくいっていません。上司もあまり指導していないようです。
オフィシャルな規定を作ればより確実です。担当者同士の期待役割の教育で実現することも可能です。METS modelでいえば、SystemとEducationのシナジー効果でCS向上ということです。
METS-cは、規定もつくりますし、教育もする会社です。エラーのない組織をつくりましょう。