研修が終わるたびに、毎回「振り返り」をして改善を検討する。だから、数年前の研修が全く違うプログラムになっている。講義、討議、実習、演習は増やしては削り、必要な内容だけを残す。
次回のマーケティング研修では、「AIDMAの法則」を追加する。
「AIDMAの法則」は、一般的によく知られている。1920年にサミュエル・ローランド・ポールが著作で紹介した広告宣伝における消費者心理のプロセスだ。古典的だが、今でも使える。
消費者は、Attention(注意)Interest(興味)Desire(欲求)Memory(記憶)Action(行動)の順で購買に至る。
使いどころは、TVCM作成実習の提示の場面だ。TVCMの視聴分析とシナリオと絵コンテを創る際のモデルとして紹介する。15秒でターゲットを思うように行動させるには、どのようなCMを作成したらよいか?「0」から創造する作業は、大変で時間も掛かる。モデルを提示すれば、作業効率も学習効果も上がる。
自ら考えることが、本当の学習だ。その学習を支援するのが研修プログラムだ。