管理者研修には、さまざまなプログラムがあります。ここでは、課題解決をテーマとした研修プログラムについて説明します。
「研修」には、社内スタッフが担当する研修もありますし、現場で作業をしながら技術を習得することも研修といいます。
「課題解決」は、実務を学ぶ研修ではありません。社内に「課題解決」を教えるノウハウがない場合は、専門の講師に依頼します。研修講師は、独立をして講師業をしている人や、研修会社から派遣される講師がいます。
個人の講師でも研修会社でも、それぞれ特長のあるプログラムを用意しています。研修には、「パッケージ・プログラム」と「カスタマイズ・プログラム」がありますので、どちらかを選択します。
「パッケージ・プログラム」は、研修会社の研修を商品として買うイメージです。プログラムも教材もセットされているので、ほとんど変更はできません。講師を中心に研修が進みます。
業界の動向や研修の背景、依頼先の事業や具体的な課題は、プログラムにほとんど反映されません。主に「課題解決のノウハウ」を学ぶための研修です。
平時(いつでも)や教育体系に位置づいた階層別研修には有効です。
「カスタマイズ・プログラム」は、研修の背景に「課題」があり、研修後の「解決」を前提としてプログラムを設計します。したがって、研修後の「課題解決」の準備研修と言えます。進め方は、受講生が中心で研修に「参加」するイメージです。
有事(具体的な課題を解決する)において有効です。
人事部門の場合は、「パッケージ・プログラム」が多く、事業部門の研修は、「カスタマイズ・プログラム」を求めることが多いようです。
昨今の研修事情としては、より具体的で実践的な内容が求められます。あまりにも仕事と乖離した(仕事とほとんど関係ないアカデミックな講義やケース討議や演習など)内容は敬遠されがちです。
「カスタマイズ・プログラム」は、研修の背景や成果、受講生のニーズ、研修後の行動まで講師と詳細に打合せする必要があります。
このような研修は、講師自身の顧客志向性や柔軟性、理解力、学習意欲、プログラム開発力、教材開発力が求められます。
本来、研修講師はとても個性的な職業ですが、「パッケージ・プログラム」は 誰でも研修ができるように、研修内容、タイム・スケジュール、資料などがマニュアル化されています。
誰でも同じように研修をするため、講師との事前打合せの必要はありません。
「カスタマイズ・プログラム」の場合は、講師と面談して率直に要望を伝えましょう。その時の講師の対応を見てから依頼するかどうか、判断しましょう。
《続く》
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
『組織調査』をご提案します。~企画から実施、課題解決まで~
【社員意識調査】社員が日頃考えていることや、感じていることを調査します。
⇒社員満足の向上、組織の活性化、モチベーション向上策に活用します。
【顧客満足調査】お客様/取引先の真のニーズ、競合の活動を調査します。
⇒売上向上、商談力向上、商品開発、競合対策に活用します。
047-426-4657(代表)/arai@mets-c.jp お問合せお待ちしております。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆