第三のキャリア選択の要因【労働環境】(2)

 「会社から快適な労働環境を保障されている人物」など、実際にはいない。 しかし、「知恵や努力、創意工夫によって自分の労働環境をつくっている(守っている)者」は、いる。

 労働環境は、「使用者(事業主)が」「労務管理をしている事業の経営担当者(指揮監督者)が」整えるものだ、と考える人は多いだろう。

 しかし、あなたにとって大事なことは「あなたが選んだ今の会社で、快適な労働環境を確保し、自分が望むキャリアを安定させること」だ。そうならなければ、毎日が苦痛であったり否定的な転職を考えざるを得ない。

 あなたの大事な時間は、有効に活用しよう。

 もちろん、違法な労働条件や劣悪な労働環境、ハラスメントは論外であって法的な対処や労働基準監督署の指導といった現実的な解決策がある。(このブログでは、その方法については触れない。)

 しかし、それは、本来あなた個人が解決すべき問題ではないし、挑むテーマでもない。その活動に費やすコスト(時間、労力、費用など)は、あなたのキャリアを豊かにするものではない、と思う。

 あなたがすべき、快適な労働環境を確保する方法の一つは、職場の人たちに「自分」を認めさせることである。「自分」とは、与えられた仕事を責任をもってきちんとする、「自分」である。

 そうすることで、あなたは周囲からよい評価を得られる。「指示された仕事を、しっかりやり、その結果を上司に報告する。」上司は、業務報告と周囲からの評価を合わせて、あなたの評価を固めていく。

 周囲の評価が高まるほど、あなたの労働環境は整っていく。上司や職場の同僚は、評価の高いあなたを気づかうようになる。「職場にとって大事な人」だからだ。 

 結果として、あなたは、「適切な指示、ふさわしい仕事、適度な仕事量、現実的な納期、効果的な助言、同僚からの支援」を与えられ、仕事がしやすくなる。

 上司の判断や周囲の気づかいにより、「残業の軽減、有休の消化、昇級・昇格の機会」が得られやすくなる。

 そうなるまでには、時間が掛かるし相当な努力が必要だ。

 しかし、これこそが健全なキャリア形成であるし、あなたのキャリア・ビジョンを実現させる現実的で確実な方法である。自分の業務遂行に少し余裕が出てきたら、同僚への気配り、手伝いをしよう。

 あなたがすべき、快適な労働環境を確保する方法の二つ目は、職場活動への参画だ。自分の役割を「担当業務の遂行」と限定して考えている人もいるだろう。 それは間違いではない。

 しかし、「快適な労働環境の確保」には、十分ではない。職場の労働環境は、運用によって成り立っているので、変えることができるのだ。

 具体的には、どうするか。   

《続く》

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