管理者が「いつ」「何を」すればいいか、教えてくれる。

 管理者の仕事は、1年間で職場の目標を達成することです。「いつ」「何を」すればよいのでしょうか。

 制度が「スケジュール」と「やるべきこと」、「必要な道具(帳票類)」まで提供してくれます。管理者にとってとてもありがたいことです。

 制度や帳票類は、あくまで枠組みを提示しているのであって、どう活かすかは管理者の運用能力次第です。結果責任は管理者にあります。

≪目標設定から評価結果の通知までの年間スケジュール(会計年度3月末の場合)≫

4月 ①部・課・部下の目標設定  ②目標設定面接の実施

5月 ③目標の確定後、部下へ通知

6月~9月 ④上期のレビュー(毎月1回実施) ⑤期中指導の実施

10月 ⑥上期末育成面接 ⑦フィードバック

11月~2月 ・異動者がいる場合は、異動前の前部署での評価と異動後の目標を設定する。 

・上期同様にレビュー、期中指導を実施する。

3月 ⑧人事考課(4月~2月) ⑨期末育成面接・フィードバック」

「スケジュール」と「やるべきこと」が決まれば、管理者の気持ちは安定し、組織や職場、部下を計画的に動かすことができます。

 改めて、自社の制度をよく理解し、「制度運用の研究」をしましょう。制度を運用することで実践的なマネジメント能力が身につきます。

 その結果、目標が達成し評価が上がります。個人の「キャリア開発」「自己実現」に直結するので、人事部門は最優先で「目標管理実践研修」を実施しましょう。

≪続く≫

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